国境(くにざかい)のトンネルを抜けると雲の中だった。
夜の底が白くなった。
路側帯にトラックが停まった。
トンネルとは道東道の狩勝第一トンネルで2,351mしかない。
小説「雪国」の冒頭の長いトンネル「清水トンネル」は9,702mある。
根室本線の新狩勝トンネルは5,790mある。
狩勝峠は雲が出やすい。
昼間でも出やすい。
太平洋の暖かい空気が狩勝峠の山にぶつかって冷えて雲が出来る。
その空気の一部が狩勝峠の隙間からトマムに流れてきて雲海になる。
その他に昼間の暖かい(時にはアッツイ)空気が夜になって冷える、所謂『放射冷却現象』でできる雲海がある。
道東道の狩勝第一トンネルは2kmチョットしかないのにトマム側と狩勝側とでは天気が違う。
根室本線の新狩勝トンネルより更に高い場所にあるのと線路より太平洋側にあるから列車で越えたときより天気の変化を目にすることが多いのかもしれない。
そーいえば自動車を持ってから列車に乗っていない。。。
その代わり列車を見に行くことが増えた。『乗り鉄から撮り鉄』なった。
最近、根室本線に国鉄時代の色に戻された気動車がある。
JR北海道、釧路支社のホームページによると、国鉄色「朱色5号」とかいてあった。
懐かしい色だ。
「北の国から」の第一回で五郎と純と蛍が初めて布部の駅に着いたときに降りてくる列車と同じヤツ。
JR北海道釧路支社のホームページには運用予定表が載っている。
トマムからだと運用で時間が合えば落合駅か十勝清水駅が見に行ける近い場所。
落合駅はトマムから富良野へドライブへ行く途中見ることが出来る小さなローカル線の無人駅。
駅の裏に空知川が流れていてラフティングのコースになっている。
ホームで休憩していると鳥の鳴き声や川の流れの音や時折ラフティングをしている人の声が聞こえる。
7月17日から8月31日まで毎日、
ゴンドラの昼営業午前11時30分から午後2時までと
ナイトゴンドラ、午後7時から午後9時までの営業が始まった。
雲海テラスも含めて、
朝、昼、夜、
と3回の営業。
天気が悪い時は中止になる。
狩勝峠やザ・タワーホテルの最上階やガレリアスウィートホテルからとは違った景色。
長崎や神戸や函館のような街の夜景では無い
何百年、何千年続いてきた自然の夕暮れの風景を見られる。
深い山の中にポツンとあるトマムや高速道路なんてチッポケに見える。
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