UNKAI TERRACE 雲海テラス
13 2026
本日、雲海テラスは今シーズンの営業最終日を迎えました。まだ辺りが暗い早朝、静まり返る暗闇の中で目を凝らすと、足元へ向かっ…
13 2026
本日、雲海テラスは今シーズンの営業最終日を迎えました。
まだ辺りが暗い早朝、静まり返る暗闇の中で目を凝らすと、足元へ向かって雲海が迫ってきているのが分かり、胸が高鳴りました。
東の空が明るくなるにつれて、目の前にはダイナミックな太平洋産雲海がくっきりと浮かび上がりました。日の出前のマジックアワーには、空の色が赤、オレンジ、そして可憐なピンクへと移り変わり、美しい色彩のグラデーションが広がります。
その後は力強い日の出も顔を出し、「雲海」「マジックアワー」「日の出」のすべてが揃った、まさに完璧と言える最高のフィナーレとなりました。
陽が昇ってからも勢いは衰えず、トマムエリアへと迫り来るダイナミックな雲海を営業終了まで存分にお楽しみいただくことができました。最終日にこれほどの絶景でお客様をお迎えできたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
今シーズンの雲海営業は本日で無事に終了いたしますが、雲海テラスはこの後、一面の銀世界となる12月より「霧氷(むひょう)テラス」として皆様をお迎えいたします。
今シーズンお越しいただいた皆様、そして日頃より応援してくださる皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました!
来シーズンの雲海テラスも、どうぞよろしくお願いいたします。
雲海テラススタッフ 堤


□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□
日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

12 2026
本日のトマム雲海テラスは、気温8度、湿度99パーセントという濃い雲中でのスタートとなりました。視界が真っ白になる雲中です…
12 2026
本日のトマム雲海テラスは、気温8度、湿度99パーセントという濃い雲中でのスタートとなりました。
視界が真っ白になる雲中ですが、それは決してネガティブな状況ではありません。全身が雲に包まれるという非日常感に加え、雲の層が少しでも下がれば一面の雲海が広がるかもしれないという大きな期待感を抱かせてくれます。
本日はまさに上空の風と足元の風がぶつかり合い、テラスが巨大な雲の波に揉まれるような状態になりました。波が引くと上空の光が差し込み、波が寄せると再び真っ白な世界に包まれるという、刻一刻と表情を変える空模様に自然の力強い鼓動を感じる朝となりました。
時間が経つにつれ、分厚い雲のヴェールの奥から太陽の輪郭がぽつんと浮かび上がる幻想的な瞬間もありました。雲頂が高く、もう少しだけ下がれば雲海になるという絶妙な境界線にいましたが、この見えそうで見えない雲との駆け引きもまた、山の天候ならではの醍醐味です。
景色が真っ白な中でも、雲の中にいるという特別な空間をスタッフの連携やガイドにより多くのお客様にお楽しみいただきました。冷え込む中、温かいメニューをお供に足を運んでくださった皆様、誠にありがとうございました。
さて、明日で今シーズンの雲海テラスの営業は最終日を迎えます。それに伴い、私が担当する今シーズンの「雲海ダイアリー」の執筆も本日が最後となります。
今シーズンも本ダイアリーをご愛読いただき、誠にありがとうございました。読者の皆様の温かいご支援に、心より感謝申し上げます。
明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆させていただきます。
雲海テラススタッフ 藤田


□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□
日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
11 2026
今朝の雲海テラスは、秋特有の澄んだ空気と斜光線が織りなす、美しくドラマチックな朝となりました。日の出とともに真っ直ぐ差し…
11 2026
今朝の雲海テラスは、秋特有の澄んだ空気と斜光線が織りなす、美しくドラマチックな朝となりました。
日の出とともに真っ直ぐ差し込んだ光芒の中に、谷底を漂う薄い雲河の上にくっきりと長く伸びるザ・タワーの影が映し出されました。太陽の高度が低くなる秋の季節と、タワーの足元だけに雲が残る絶妙な雲高が重なった瞬間にしか現れない、雲のスクリーンに描かれた一期一会の影絵です。
日が昇るにつれて地表が温められ、谷底の冷気が押し上げられるように雲がモコモコと膨らみ始め、一時は雲海への完全な成長を感じさせる表情も見せてくれました。しかし、やがて陽が高くなると無理に膨らむことなく、谷底を覆っていた雲は静かに空の青さへと溶け込んでいきました。
雲海が姿を消していくその瞬間は、夜の眠りから覚めたトマムの森と街が、いつもの一日の呼吸を始める合図でもあります。雲が旅立ったあとに広がったのは、秋の光を浴びた日高山脈の雄大な山並みと、どこまでも澄み渡る清々しい青空の大パノラマでした。
テラスで温かいドリンクを片手に、この刻一刻と移ろう自然のドラマを見守られた皆様にとって、心に残る秋の朝となっていましたら幸いです。
明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆させていただきます。
雲海テラススタッフ 藤田




□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□
日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
10 2026
今朝の雲海テラスは、秋特有の目まぐるしい気象の変化と、空の表情や風の動きから天気を読み解く「観天望気(かんてんぼうき)」…
10 2026
今朝の雲海テラスは、秋特有の目まぐるしい気象の変化と、空の表情や風の動きから天気を読み解く「観天望気(かんてんぼうき)」の難しさを改めて実感する一朝となりました。
早朝の段階で山麓が約12℃、山頂が約10℃と、雲海発生の鍵となる「気温逆転層」が形成されにくいコンディションでした。日の出前には占冠方面の谷筋に美しい雲河が確認されたものの、雲の蓋となる逆転層がないため谷底に定着せず、風に乗って山頂付近へと一気に吹き上がっていきました。
6:00にかけて気温が9℃まで低下し、西風に押し込まれて雲の位置がぐっと下がる場面がありました。テラス周辺(標高1,080m)では雲の中に包まれたままでしたが、わずか150mほど標高の高いトマム山山頂(標高1,239m)へと登られたお客様からは、雲の上に抜けられたというお声が届きました。ほんのわずかな標高差や風の力加減によって景観が一変する、山の気象を読む難しさと奥深さを突きつけられた瞬間でした。
日の光が差し込んでからは、太陽の熱で霧がすーっと解けていく時間へと移り変わっていきました。気温の上昇とともに上空からの光を受け、周囲を包む霧が柔らかい黄金色に輝く幻想的な表情を見せました。青空が覗いたかと思えば再び濃い霧に包まれるなど、目まぐるしく変化する空の動きは、大気が生きていることを物語っていました。
本日10月10日は、英語の「ten(10)」と空を意味する「天」の語呂合わせから制定された「空を見る日」です。今朝の雲海テラスは、まさにその名にふさわしい時間が流れていました。本日の雲海ガイドを務めた2名のベテランスタッフが空の様子を観察しながら解説を重ねる傍らで、テラスにお越しいただいた多くのお客様もまた、じっと頭上を見上げ、黄金色に揺らめく雲の動きや一瞬覗く青空を深く見つめ続けていらっしゃいました。
刻一刻と二転三転する秋の空は熟練のスタッフにとっても先を読むのが難しく、自然の気まぐれに翻弄される朝となりましたが、スタッフもお客様も一緒になって空を見上げ、大気のドラマに一喜一憂する時間は、何とも味わい深いひとときとなりました。
一面に広がる大雲海はお預けとなりましたが、全員で深く空を見つめ、その瞬間にしか出会えない美しい光景を肌で感じていただけたのであれば幸いです。
明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆させていただきます。
雲海テラススタッフ 藤田



□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□
日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
9 2026
本日の雲海テラスは残念ながら雲海の発生はありませんでしたが、とても快晴で気持ちの良い朝となりました。また日の出もとてもき…
9 2026
本日の雲海テラスは残念ながら雲海の発生はありませんでしたが、とても快晴で気持ちの良い朝となりました。
また日の出もとてもきれいに見ることができました。トマムでは紅葉だけでなく、葉っぱが黄色く色づく「黄葉」が見られます。日の出とのコントラストはとてもきれいでした。
雲海テラスの今シーズンの営業もあと4日となりました。今年もたくさんの絶景を見せてくれましたが、特に天候が安定している日が多く、雲海の発生(規模)も例年より少し大きくなりました。また、今年から始まった「雲海ヨガ」という企画も、多くの皆さんにご参加いただきました。ありがとうございます。
まだあと4日ありますので、皆様のご来場を心よりお待ちしております。
雲海テラススタッフ 川内野

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□
日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
8 2026
今朝の雲海テラスはまさに「晩秋の空」の美しさを存分に味わえる朝となりました。気温5℃でスタートした早朝、一番のハイライト…
8 2026
今朝の雲海テラスはまさに「晩秋の空」の美しさを存分に味わえる朝となりました。
気温5℃でスタートした早朝、一番のハイライトとなったのは日の出前の素晴らしいマジックアワーです。夜の藍色から朝の朱色へと溶け合う見事なグラデーションの空に、下弦の月と星々が静かに瞬いていました。実は朝一番に薄っすらと微かな霧雨が舞ったのですが、この雨が大気中の細かな塵を洗い流してくれたおかげで、一気に空の透明度が上がり、清廉な空気に包まれたドラマチックな幕開けとなりました。
午前5時33分、日の出の時間を迎えると、山並みの向こうから眩しい朝日が差し込みます。光を浴びた山肌の黄葉が一斉に黄金色へと輝き出し、クラウドプールをはじめとするデッキの上からは、秋深まるトマムならではの圧倒的なパノラマを望むことができました。雨上がりのクリアな大気に加え、放射冷却と適度な風が重なったことで視界はさらに開け、遠く阿寒岳までくっきりと見渡せる見事な景観です。
本日は目線より下に広がる雲海はお休みとなりましたが、見上げればトマム山の上をちぎれ雲が軽やかに流れ、日高山脈を越えていくダイナミックな雲の動きなど、清々しい秋空の表情をたっぷりと楽しむことができた一日の始まりとなりました。
その後、山頂の気温は6℃まで上がりましたが、風が吹くと体感温度はぐっと下がる厳しい冷え込みでした。しかし、秋が深まるこの時期は、空の色彩が最も美しく変化する朝早い時間が特におすすめです。厚手のダウンジャケットや手袋などでしっかりと防寒対策をして足を運んでいただければ、寒さを忘れるほどの絶景が待っています。
明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆させていただきます。
雲海テラススタッフ 藤田




□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□
日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
7 2026
今朝の雲海テラスは、一面を覆う雲海こそお休みだったものの、秋の山の立体的な地形と風が創り出すダイナミックな気象変化を一度…
7 2026
今朝の雲海テラスは、一面を覆う雲海こそお休みだったものの、秋の山の立体的な地形と風が創り出すダイナミックな気象変化を一度に楽しめる特別な一朝となりました。
まず目を奪われたのは、上空を駆け抜ける雲のダイナミックな動きです。北風に乗ってちぎれ雲が高速で流れていく一方で、太陽の上昇とともに熱で雲が薄れていく「ドライアウト」が進み、刻一刻と青空の覗く面積が広がっていきました。
さらに面白かったのが、谷間や山肌で繰り広げられた「滑昇霧(かっしょうきり)」の発生です。盆地内で巻き返した風が冷えた山肌を駆け上がり、何もない空間から突如として白い雲がふわりと湧き上がる「雲が生まれる産声の瞬間」に立ち会うことができました。
そして朝のクライマックスを迎えたのが、雲の隙間からトマムエリア全体へ静かに降り注いだ「斜光(天使の梯子・薄明光線)」です。神々しい光の束が秋色に染まる谷間をスポットライトのように直接照らし出し、黄葉の山肌が眩しいほどの黄金色に輝く圧巻の情景が広がりました。
雲海という点にとらわれず、風と気流が紡ぐ空のドラマ、そして初冬を思わせる凛とした空気感のすべてが、今朝だけの特別な景観を演出してくれました。
明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆させていただきます。
雲海テラススタッフ 藤田




□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□
日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
5 2026
今朝の雲海テラスでは、太平洋産雲海が発生いたしました。営業開始直後は雲ひとつなく、雲海の気配すら全くない状態からのスター…
5 2026
今朝の雲海テラスでは、太平洋産雲海が発生いたしました。
営業開始直後は雲ひとつなく、雲海の気配すら全くない状態からのスタートとなりました。しかし、時間の経過とともにドラマが始まります。遠く十勝平野の奥から雲がぐんぐんと迫り出し、午前7時頃にはついにトマムエリアへと到達!
その後は営業終了まで、迫力を増しながら押し寄せてくるダイナミックな雲海を存分に望むことができました。
これほどまで雲がない状態から、雲海へと発展することは私の経験上でもほぼ例がなく、ただただ驚かされるばかりでした。
一瞬の油断もできない自然の気まぐれと、その圧倒的なスケール感を肌で感じられた、最高の朝となりました。
明日もまた、私たちの想像を超えるような素晴らしい絶景に出会えることを心から願っております。
雲海テラススタッフ 堤

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□
日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
4 2026
今朝のトマム山頂は気温3℃。大雪山系の黒岳や十勝岳からは初冠雪の便りが届き、テラスにも「冬の訪れ」を告げるピンと張り詰め…
4 2026
今朝のトマム山頂は気温3℃。大雪山系の黒岳や十勝岳からは初冠雪の便りが届き、テラスにも「冬の訪れ」を告げるピンと張り詰めた冷たい風が吹き込みました。しかし、その身を切るような冷気と昨夜までの雨が空気を極限まで洗い流してくれたおかげで、今朝は息をのむような絶景に出会うことができました。
午前5時28分。東の稜線から太陽が姿を現すと、空一面の雲底が鮮やかな朱色とピンクのグラデーションに染め上げられました。斜め下へと力強く伸びる光芒は、言葉を失うほどの美しさです。そして今朝一番の驚きは、圧倒的な大気の透明度でした。東の地平線の彼方、燃えるような朝焼けの隙間にくっきりと浮かび上がった山々のシルエット。実はこれ、トマムから直線距離で約130kmも離れた「阿寒連峰(阿寒岳)」なのです。東京から長野県の浅間山が見えるのと同じくらいの距離感と言えば、その凄さがお分かりいただけるでしょうか。これほどの大遠望は、1シーズンを通しても数えるほどしかありません。
眼下のトマムエリアには、冷たい空気が谷沿いを川のように流れる「雲河(うんが)」が発生しました。ザ・タワーの足元を滑らかに流れ落ちる純白の川霧と、そこにふわりと浮かぶ熱気球のシルエット。まるで絵本の世界を上空から覗き込んでいるかのような、特別なシャッターチャンスとなりました。
陽が高くなるにつれて、谷を覆っていた雲河は太陽の光を受け、静かに大気へと溶け込んでいきました。形あるものとは違い、朝のわずかな時間しか姿をとどめない儚さこそが「トマム産雲海」の最大の魅力です。雲のベールが上がると、そこには色づき始めたトマムの森が広がり、秋の深まりを感じさせてくれました。
秋の終わりと、冬の始まりが交差する今の時期。雲海テラスは氷点下に近い体感温度になる日も増えてきました。ご来場の際は万全の防寒対策でお越しいただき、温かいドリンクを片手に「今朝だけの奇跡の景色」をぜひご堪能ください。
明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆させていただきます。
雲海テラススタッフ 藤田



□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□
日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
3 2026
山頂外気温3℃。一面を埋め尽くす真っ白な雲海を期待してゴンドラに乗られたお客様もいらっしゃったかもしれません。しかし、一…
3 2026
山頂外気温3℃。一面を埋め尽くす真っ白な雲海を期待してゴンドラに乗られたお客様もいらっしゃったかもしれません。しかし、一見すると雲海が発生しなかったように見える今朝のテラスの裏側には、気象という自然の摂理が描き出す緻密で美しい物語が隠されていました。
絶景の伏線となったのは、昨日の昼に降った激しい雷雨です。地面にたっぷり蓄えられた水分が夜半の冷え込みによって冷やされ、谷底からすーっと這い上がる滑昇霧を生み出しました。同時に、雷雨が大気中のチリやホコリを削ぎ落とす大気洗浄を果たしたことで、足元に繊細な霧が漂いながらも空間全体の透明度が格段に向上。東の空の低い位置には、はるか100km以上も離れた阿寒岳の雄大なシルエットが、靄越しにくっきりと浮かび上がるという知的な大遠望をもたらしてくれたのです。
5時27分頃の日の出とともに東の地平線から太陽が顔を出すと、光の物理現象が世界を一変させます。秋は太陽の昇る角度が低いため、太陽光が大気中を長く通過し、波長の長い赤い光だけが強調されて届きます。その低い斜光線が、日高山脈にかかる雲や色づいた木々を透過し、ほんの15分ほどの間、世界全体が自ら発光しているかのような濃厚な朱色と黄金色に染まり上がりました。
日の出後も、風と熱の物理的ドラマは続きます。青空から強い朝陽が差す中で舞う霧雨は、谷底の霧が上空で冷やされて降る現象であり、光を浴びた水滴が空中で金色の粒のように輝きます。さらに南西の風に乗って鵡川下流部や西の谷から流れてくる蒸気霧は、強烈な日差しを柔らかく包み込む天然のディフューザーとして機能し、山肌に豊かな陰影と奥行きを与えてくれました。
昨日の雨、夜の冷え込み、太陽の角度、風が運ぶ蒸気霧。雲海が出ない朝の裏側には、これらすべての気象条件が寸分の狂いもなく噛み合わさった自然の摂理が存在しています。目の前の風景を形作る豊かな法則に思いを馳せつつ、明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆させていただきます。
雲海テラススタッフ 藤田



□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□
日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
2 2026
東の空が鮮やかに染まる日の出前。今朝の雲海テラスは強い西風の影響で雲海こそ発生しませんでしたが、風が湿気を吹き払い、アク…
2 2026
東の空が鮮やかに染まる日の出前。今朝の雲海テラスは強い西風の影響で雲海こそ発生しませんでしたが、風が湿気を吹き払い、アクリル板を磨き上げたかのような圧倒的な透明度に包まれました。
東の地平線には、なんと100km以上も離れた「阿寒岳」のシルエット。年間を通しても数えるほどしかない奇跡的な大遠望です。
そんな中、足元では自然による「過冷却」のイタズラも起きていました。 計測した外気温は2℃とプラスの温度ですが、澄み切った空へ熱が逃げる「放射冷却」によって、木製デッキの表面温度は0℃以下の氷点下に冷え切っていました。本来なら0℃で凍るはずの水滴が、静かに冷やされたことでマイナス温度のまま液体の状態で留まる——これこそが「過冷却」の現象です。そこへお客様が足を踏み入れた瞬間のわずかな振動や圧力が物理的な刺激となり、液体だった水滴が一瞬で連鎖的に氷へと姿を変えていきました。この一連の科学的メカニズムをお伝えすると、お客様からも「だから踏んだ瞬間に滑りやすくなったんだ!」と驚きの声が。足元への注意喚起が、今日だけの知的なライブ体験へと変わった瞬間です。
やがて太陽が昇ると、東の空はまばゆい黄金色へ。 朝日に照らされた山肌を彩る黄葉は、実は「木々の葉のありのままの素顔」でもあります。秋の冷え込みとともに光合成を担う緑色の「クロロフィル」が分解されて消えていくことで、夏の間ずっと隠されていた黄色の色素「カロテノイド」が表舞台へ。夏の緑を脱ぎ捨てて見せてくれた飾らない素顔だからこそ、太陽の光を浴びてこれほどまでに黄金色に輝きます。風に揺れるサラサラという木の葉の音とともに、秋本番の豊かな深まりを感じる瞬間でした。
「雲海が出ない朝」だからこそ出会えた、知性と五感を揺さぶる特別な時間。今日テラスで声をかけてくださったブログ読者の方をはじめ、この景色をともに見渡した皆様に感謝を込めて。
明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆させていただきます。
雲海テラススタッフ 藤田



□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□
日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
1 2026
本日は「太平洋産雲海」が発生いたしました。 営業開始直後は昨日に引き続き、雲の中からのスタートとなりました。日中は雨の天…
1 2026
本日は「太平洋産雲海」が発生いたしました。 営業開始直後は昨日に引き続き、雲の中からのスタートとなりました。
日中は雨の天気予報が出ており、「今日はこのまま雲の中で終わってしまうかも……」という私の予想を見事に裏切り、5時半頃にダイナミックな雲海が姿を現しました! はじめは一瞬現れては再び雲に包まれる状態が続いていましたが、6時半を過ぎた頃から安定して見られる時間が長くなってきました。
今朝は「朝一番の予約が取れなかった……」という方のほうが、かえって素晴らしい絶景に出会えたかもしれません。 「早ければ早いほど良い」とは一概に言えないのが、自然の奥深さであり難しいところですね。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
雲海テラススタッフ 川内野



□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□
日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
30 2026
本日の雲海テラスは、多くの時間で真っ白な雲に包まれる朝となりました。山肌を駆け上がる「滑昇霧(かっしょうぎり)」の中に覆…
30 2026
本日の雲海テラスは、多くの時間で真っ白な雲に包まれる朝となりました。
山肌を駆け上がる「滑昇霧(かっしょうぎり)」の中に覆われる時間が長かったものの、幸いにも雲の層自体は薄く、霧の向こうから差し込む太陽がやわらかく幻想的な輝きを放っていました。
そして、刻一刻と表情を変える雲の切れ間からは、一瞬一瞬、手前に広がるトマムの美しいロケーションが顔を覗かせていました。
午前7時を過ぎた頃にはすっきりと雲が晴れ渡り、遠くに重なる爽快な山々の景色を綺麗に見渡すことができました。
雲の中に包まれる神秘的なひとときから、晴れやかなパノラマへと移り変わる、自然の豊かな表情を感じられる朝となりました。
明日もまた素敵な景観に出会えることを心より願っております。
雲海テラススタッフ 堤

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□
日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
28 2026
今朝の雲海テラスは、太平洋産雲海ならではのダイナミックで圧倒的なスケールを見せてくれました。営業開始前には、眼下に美しい…
28 2026
今朝の雲海テラスは、太平洋産雲海ならではのダイナミックで圧倒的なスケールを見せてくれました。
営業開始前には、眼下に美しい全面雲海がどこまでも広がっていました。しかし営業が始まると、太平洋から流れてきた移流霧が東風に乗って日高山脈を越える際、山肌に沿って吹き上がる滑昇霧と相まって一気にその量を増し、雲頂がぐんぐんと高くなっていったと推察されます。
そもそも雲海の定義とは「自分の目線よりも低い位置に広がる雲を見下ろすこと」。東から押し寄せた雲は、やがてテラスの目の前を覆い隠す巨大な「雲のカーテン」となり、テラス正面ではなかなか「雲海」とは呼べない時間が長く続くこととなりました。
それでも、ふと上空を見上げると明るい光が広がり、雲の反対側からは太陽の輪郭がくっきりと顔を覗かせ始めました。太陽の光と熱が届くにつれて上空から少しずつ雲が薄くなり、気象の変化が訪れます。
そして、スカイウェッジやクラウドウォークなど、少し標高の高い西側のエリアへ足を伸ばしてみると、まさに雲のカーテンが開いている場所があり、その向こう側には目線の下に広がる見事な雲海が姿を現していました。テラス正面では雲に囲まれながらも、わずか数十メートル移動してカーテンの開いた雲頂の上に躍り出ることで、本物の「見下ろす雲海」に出会える——そんなドラマチックな展開に、足を運ばれたお客様からも大きな歓声が上がっていました。
風に乗って流れる雲の動きは大変激しく、カーテンが開いたり閉じたりするように、一瞬ごとに目の前の風景が塗り替えられていきます。じっと静止した雲海を眺めるのも魅力的ですが、刻々と表情を変える「雲のライブ感」こそ、今朝の最高の見どころでした。
太平洋産雲海の気まぐれで雄大な姿は、自然の力強さと面白さを改めて感じさせてくれます。山頂は朝晩の冷え込みが厳しくなっておりますので、お越しのお客様はぜひ温かい防水防寒着をご用意ください。
明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆させていただきます。
雲海テラススタッフ 藤田





□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□
日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
27 2026
今朝の雲海テラスは、夜半に降った雨がもたらした引き締まった冷気と、湿度95%という潤いあふれる空気の中で静かに幕を開けま…
27 2026
今朝の雲海テラスは、夜半に降った雨がもたらした引き締まった冷気と、湿度95%という潤いあふれる空気の中で静かに幕を開けました。山頂の気温は7℃。日の出前は厚い霧が立ち込め、視界が刻一刻と変化する静寂のスタートとなりましたが、空が白むにつれて今朝ならではのダイナミックな気象ドラマが広がっていきました。
今朝の景観をとりわけ特別なものにしたのは、発生メカニズムの異なるふたつの雲の共演です。日高山脈の山体で生まれたしっとりと密度の高い蒸気霧と、風に乗って斜面を駆け上がる躍動的な滑昇霧。このふたつの雲がトマムの地で重なり合い、上空と地表で交差する風によって、雲海はまるでひとつの巨大な生き物のように形を変えながら西へと流れ抜けていきました。雲海テラスからのびる稜線上には、北に降った雨は日本海へ、南に降った雨は太平洋へと注ぎ込む「分水嶺」があります。その分水嶺に目を向けると、稜線を越えて山肌を雲がダイナミックになだれ落ちる滝雲の姿も現れました。ふたつの海を分かつ境界を越えていく雲の力強い動きは、息をのむような立体的な景観を生み出していました。
陽が昇るにつれて、上空の雲の隙間から眩いばかりの光線が降り注ぎ、正式には薄明光線と呼ばれる天使の梯子が現れました。毛羽立った雲頂が朝日に照らされて黄金色に輝き、雲が切れて眼下に壮大な雲海が広がるたび、テラスからは大きな歓声が沸き起こっていました。
テラス周辺で突如として新しい雲が生まれ、目の前で静かに消えていくという、気象の神秘的なダイナミズムを間近で観察できるのも今朝のテラスの大きな醍醐味でした。一瞬たりとも同じ表情を見せない秋の雲海テラスへお越しの際は、山頂の厳しい冷え込みに備えて厚手のジャケットや手袋をご用意いただき、暖かくして一期一会の絶景をお楽しみください。
明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆させていただきます。
雲海テラススタッフ 藤田




□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□
日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
26 2026
山頂外気温4℃。山麓では車のフロントガラスが凍りつくほど氷点下まで冷え込み、手がかじかむほどの凛とした秋冷と静寂が包む今…
26 2026
山頂外気温4℃。山麓では車のフロントガラスが凍りつくほど氷点下まで冷え込み、手がかじかむほどの凛とした秋冷と静寂が包む今朝の雲海テラス。西の空には「中秋の名月」が美しく浮かんでいました。旧暦の8月15日に鑑賞する中秋の名月は、秋の澄み切った空気によって一年で最も月が鮮やかに美しく見えるとされています。時折その前をかすめるように流れる薄雲がなんとも風流な趣を醸し出すなか、やがて東の地平線が燃えるような朱色に染まり、遠く阿寒岳のくっきりとしたシルエットが浮き彫りになりました。西の柔らかな銀光と東の朝焼けが交差する、この時間ならではの幻想的なマジックアワーです。
日の出時刻を迎える頃、冷え込んだ谷底の鵡川沿いには絹のように繊細な川霧が発生し、西側から静かに流れ込んで山間を白く蛇行する一筋の「雲河(うんが)」へと姿を変えていきました。今朝は湿度が85%とやや低めだったため、太陽の光やわずかな気流のゆらぎによって消えては立ち上る「儚く動的な白」を見せていましたが、陽が高くなるにつれて雲河は少しずつその層を増し、谷底を埋める見事な雲の帯へと成長していきました。
この揺らめく雲河を優しく包み込むように、周囲の山々では黄葉が進み、季節の深まりを感じさせる重厚な色彩が広がっています。上空には朝日に照らされて輝く羊雲が広がり、遠く東大雪や日高山脈の雄大な連峰までが見渡せる全方位の秋空が描かれていました。刻一刻と表情を変え、日の出とともに消えゆく雲河の「一瞬の儚さ」と、日に日に山肌を深みのある色彩へと染め上げていく「秋の深まり」。二つの対比が織りなす情景は、まさに今朝だからこそ出合えた奇跡的な絶景です。
太陽の温もりとともに外気温が5℃に達すると、雲河はゆっくりと薄いヴェール状になりながら静かに消えていきました。雲が去ったあとには陽光に包まれた黄葉の山々とリゾートの全景が鮮やかに現れ、どこまでも澄み渡る秋晴れの大パノラマが広がりました。悠久の季節の流れと一瞬の奇跡が交差する、至高の朝となりました。
明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆させていただきます。
雲海テラススタッフ 藤田




□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□
日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
25 2026
本日の雲海テラスでは、雲海の発生はありませんでした。ですが、トマム周辺を流れる鵡川(むかわ)に沿って雲ができる「雲河」や…
25 2026
本日の雲海テラスでは、雲海の発生はありませんでした。
ですが、トマム周辺を流れる鵡川(むかわ)に沿って雲ができる「雲河」や、遠く十勝方面に広がる雲海をご覧いただくことができました。
毎日違う美しい景色を見せてくれる雲海テラスですが、本日は一気に冷え込みが進みました。営業開始直後の気温は4℃と、今年一番の寒さとなっております。もう冬の足音が近づいているのを感じます。
実は、冬に雲海を見ることはほとんどできません。シーズン中に5回発生すれば良いほうと言われるほどです。冬は空気が乾燥して湿度が低いため雲海ができにくい気候になりますが、その代わりに冬のトマムでしか味わえない魅力的な体験がたくさんあります。
夏にご来場いただいた方も、冬にはまったく違う景色をお楽しみいただけますので、ぜひ冬のトマムにもお越しください。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
雲海テラススタッフ 川内野

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□
日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
24 2026
本日の雲海テラスでは、残念ながら雲海の発生はありませんでした。 常時3m以上の風が吹き抜け、湿度が低かったことが主な原因…
24 2026
本日の雲海テラスでは、残念ながら雲海の発生はありませんでした。 常時3m以上の風が吹き抜け、湿度が低かったことが主な原因と思われます。
しかし日の出前には空全体が深く赤く染まる「マジックアワー」を迎えることができました。まさに魔法がかかったかのような幻想的なひとときに、誰もが息をのんで見とれていました。
日が昇る東の空には「朧雲(おぼろぐも)」がかかっていたため、無事に日の出が見られるか少し心配いたしましたが、雲の隙間から非常に美しい日の出を拝むことができました。
古くから「朧雲が出ると雨が降る前兆」と言われていますが、奇しくも本日の天気予報も15時頃から雨マーク。身をもって自然のサインを感じ取り、昔の人々の優れた観察眼に深く感心させられる朝となりました。
自然が見せてくれる様々な表情に感謝しつつ、明日はまた見事な雲海に出会えることを心から願っております。
雲海テラススタッフ 堤

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□
日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
