• location:Asahikawa
  • photo:Miho Furuse
  • text:Lisa Obinata

長野県・白馬村に暮らす古瀬ファミリーは、お父さんはスキーガイドの古瀬和哉、お母さんはフォトグラファーの古瀬美穂、長男ヒュウジと長女ミソラは11歳の双子という4人家族。自然の中で遊ぶことが大好きなファミリーは、子供たちが小さな頃から山や海で、スキーやキャンプにサーフィンと各地を旅してきました。今回、選んだ旅先は、お父さん、お母さんの思い出がたっぷり詰まった地、北海道。白馬からフェリーで日本海を渡り、子供たちの春休み期間中、北海道内を巡ります。旅のハイライトでもある旭川での3日間をレポートします!

Vol.1

遊び道具を満載に積み込んだ松本ナンバーのワンボックスカーが旭川のホテルに到着しました。仕事の都合で途中参加のお父さんを旭川空港でピックアップし、札幌から移動してきたお母さんに子供たち。ヒュウジとミソラは口々に、ここまでの旅のエピソードを楽しそうに話してくれます。

ホテルのロビーに入ると旭山動物園で会える動物たちのぬいぐるみが飾られていて、テンションの上がる子供たち。今回の滞在は旭川市街地にある『OMO7旭川』。ビジネスホテルが多数並ぶ旭川において、「都市観光」をテーマとしたこのホテルは、旭川と周辺の観光地を遊び尽くすサポート体制万全のホテルなのです。ただ泊まるだけではない、OMO7旭川のさまざまな提案を体験する2泊3日の始まり始まり!

チェックインを済ませ、エレベーターで14階へ。里山暮らしの子供たちにとって、エレベーターや高層ビルも非日常のアトラクションのよう。用意されたお部屋は2020年春にリノベーションされ誕生した「ファミリールーム」。ビジネスホテルではなかなか設定のない、5名定員の広々としたお部屋で、ファミリーやグループ旅行にオススメです。トランクなど旅行カバンはベッドの下に収納ができ、荷物の多いスキー旅でも快適に過ごせる工夫が随所に施されています。

リフト券付きや航空券付きのお得な宿泊パックも多種類あってありがたい!

1階のロビーやラウンジは、それぞれが悠々自適に過ごせるパブリックスペース。椅子は木のぬくもりがやさしい旭川家具、ランプシェードには「旭川ラーメン」のどんぶり、「ブックトンネル」には北海道や旭川にゆかりのある本が並び、地域の魅力をあちこちで発見できます。ヒュウジとミソラは、木製のオセロで対戦したり絵本を読んだり、お父さんは合間時間にデスクワークをし、お母さんは地元作家のクラフトが素敵な売店をのぞきと、思い思いに過ごしていました。

大きな白樺のテーブルに、無線wifi、電源完備、ドリンクサービスなど充実していて、テレワークにも使えますよ

お部屋の窓からスキー場を見つけた、スキー大好きなツインズ。初日のお楽しみはみんなでナイタースキー! OMO7旭川から車で15分でアクセスできるスキー場「サンタプレゼントパーク」は、仕事帰りの旭川市民も多く利用するローカルゲレンデ。早速準備してスキー場へと向かいます。

リフトは3本、こじんまりと可愛らしいスキー場ながら、ワイドな一枚バーンが滑り応えのあるサンタプレゼントパーク。ハイシーズンは極上のパウダースノーに当たる頻度も多いとか!

最近ではナイター営業を行うスキー場も減ってきましたが、ナイトスキーの高揚感って特別なのです。古瀬ファミリーも、北の大地の空気感と、幻想的なナイター照明にワクワクが高まるばかり。

サンタプレゼントパークの一番の魅力は、北海道第二の大都市、旭川の夜景に飛び込むように滑走できること。スキーが日常生活に当たり前にある子供たちも、いつもとは全く違う環境でのスキーに興奮して何本も滑りました。

ナイター券は大人1500円、子供800円。もし僕が旭川に住んでたら毎日滑りに来ちゃうね!

帰り道に夕食を済ませて、ホテルに戻ってくると、お母さんから提案がありました。

「ミソラ、ヒュウジ、今日は撮影に協力してくれてありがとう! 頑張ったから“〆パフェ”しちゃう?!」
「やったー!!」

エレベーターの中に掲示されていた「北海道は〆にパフェを食べるんです。」というポスターを、子供たちもしっかりチェックしていました。北海道では飲み会の後にパフェで締めるという文化があるのだとか。

1階の「OMOカフェ&バル」に立ち寄り、「もっと苺とフレッシュクリームのパフェ」をオーダー。予想を上回る大きさにびっくりしながらも、家族4人でペロリ。

お父さんは、明日のスキーに向けてワックスがけを始めました。そう、OMO7旭川には、ワックスをかけるスペースまで用意されているのです。雪質や雪温によって選べる30種類のスノーワックスが無料で利用できるとあって、お父さんも張り切って家族みんなのスキー、スノーボードをお手入れ。近郊にスキー場が点在する、OMO7旭川ならではのスキーヤー、スノーボーダーに優しい取り組みのひとつなのです。


移動の疲れもあって、初日は早めにおやすみなさい。明日は朝からスキーに出かけ、午後も楽しみな企画が待っています!
次回へ続く。