UNKAI TERRACE 雲海テラス

今朝の雲海テラスでは、なかなか珍しいタイプの雲海を見ることができました。営業開始前の4:30頃、眼下には雲の発生はなく、…

今朝の雲海テラスでは、なかなか珍しいタイプの雲海を見ることができました。
営業開始前の4:30頃、眼下には雲の発生はなく、上空には秋を感じさせる雲が東から西へと流れていきました。西の空にはまだ月が見えており、今日は中秋の名月だということを思い出しました。雲の裏に真っ白で丸い月が見え隠れしており、少しの風が木の葉を揺らし、聞こえてくるサラサラという音が、日本の情緒を感じさせてくれました。
今朝は外気温は2℃前後で、非常に寒い朝となりましたが、降り注ぐ日差しは暖かく、多くのお客様がクラウドナイン散策に向かわれたようです。
5:45頃、北東の方角から大量の雲がトマムエリアに流れ込むのを確認し、この雲が放射霧だと分かるまで時間を要しました。陽が昇り地表面の温度が上がり、低い外気温とぶつかって霧を発生させたと考えられます。もしくは空知川沿いで発生した川霧がトマムエリアまで流れ込んできたかとも想像しています。あまり見ないタイプの雲海で、陽が昇ってから流れ込んでくる雲海を確認するのは記憶になく、我々スタッフも驚きました。
この時期の雲の動きは非常に面白いです。今年は雲海の発生確率も高くなっていますので、雲海ハントにくるのもおすすめです。雲海の発生がない時は上空を流れる雲を眺めるのも良いです。山々の紅葉を楽しんだり、日の出に染まる真っ赤な空を眺めるのもおすすめです。この季節は「雲の動き」と「時間の経過による景観の変化」を楽しむの良いかと思います。ただし、寒くなりますので、防寒対策はしっかりと用意してご来場くださいませ。
また明日以降の雲海の発生に期待して、ここで擱筆させていただきます。
雲海テラススタッフ 藤田
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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。
毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

今朝の雲海テラスでは、雲海の発生はありませんでしたが、秋色に染まってきた山並みを見ることができました。白樺やハンノキの葉…

今朝の雲海テラスでは、雲海の発生はありませんでしたが、秋色に染まってきた山並みを見ることができました。白樺やハンノキの葉がだいぶ黄色く染まってきています。
今朝は外気温が8℃までしか上がらず、風も北西の風が強く吹き、尾根沿いでは10m/s前後の風が吹き下ろしてきて、非常に寒い朝となりました。湿度もこの風が飛ばしてしまい、雲海の発生には至りませんでした。いつもなら95%以上の湿度になるのですが、今朝のトマムの湿度は80%ほどで、空気中の水分量が少なく、雲になりきれなかったと考えます。
その反面、低くなってきた気温が山々の木々を黄色く染めており、太陽が昇ってきた6:00頃は、柔らかく温かみのある黄金色の太陽光が、ゴールデンアワーを綺麗に彩りました。今日の日の出時刻は5:31頃でしたが、東の空に雲があり、6:00頃まで太陽が顔を出しませんでした。このように日の出が遅れて見える日は、優しい日差しの太陽光が、秋色に染まった山並みを綺麗に染めあげます。
今朝は、紅葉とは山々の木々にどのようなことが起きているのか?を書いてみようかと思います。
植物の葉には、光合成を行うのに必要な光合成色素であるクロロフィル(緑色)やカロテノイド(黄色など)を多く含んでいます。これらの色素のうち、クロロフィルが最も多量に含まれていることから、普通、葉は緑色に見えています。しかし、秋になって気温が下がってくると、光合成の効率が低下し葉を維持する利益が減少してしまうため、葉を落とす準備を始めます。その準備の一つとして、葉に含まれる栄養素を翌春に再利用するために、幹や枝に回収します。この過程において、クロロフィルが分解され、種によってはアントシアニン(赤色の色素)やフロバフェン(茶色の色素)が合成されることで、色素量のバランスが変化し葉の色が変わります。紅葉は、1日の最低気温が8℃以下になると始まって、5~6℃以下になるとさらに紅葉が進むといわれています。また、紅葉が鮮やかになる条件として、昼夜の気温差が大きいことや日光がよく当たることなどが必要といわれています。今朝は外気温が6℃まで下がったので、ますます紅葉が進みそうですね。
今朝も素晴らしい朝でした。トマムの大自然に感謝して、共に明日の雲海発生に期待しながら、ここで擱筆させていただきます。
雲海テラススタッフ 藤田
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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。
毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

本日の雲海テラスでは、朝の早い時間だけトマム産雲海が発生していました。遠くの串内エリアに雲海が広がる一方で、トマムエリア…

本日の雲海テラスでは、朝の早い時間だけトマム産雲海が発生していました。
遠くの串内エリアに雲海が広がる一方で、トマムエリアでは鵡川の上空に、少しずつ雲が発生していく、そのドラマチックな生成過程を間近で見ることができました。
その後、雲海テラスは雲に包まれる時間が多くなりましたが、時折、雲の切れ間からトマムエリアの景色を見渡すことができました。
雲海テラスは朝の気温が氷点下に達する季節になってまいりました。ご来場の際は、温かい服装でお越しになることを強くお勧めいたします。
雲海テラススタッフ 堤
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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。
毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

今朝の雲海テラスでは、太平洋産雲海と雲河の2種類の雲海を見ることができました。3:30頃、雲海テラスからはトマムエリアの…

今朝の雲海テラスでは、太平洋産雲海と雲河の2種類の雲海を見ることができました。
3:30頃、雲海テラスからはトマムエリアの明かりがぼんやり見えており、上空を見上げると満天の星空となっていました。山頂の外気温は13℃、山麓の外気温は8℃で、放射冷却による気温の逆転現象が発生しており、トマム産の雲海が発生していることを予感しました。
4:00を過ぎると東の空が赤く染まり始め、ブルーアワーが始まってきました。東の空と上空の暗闇が紺色に変わる時間をブルーアワーと言い、ここからマジックアワーが始まります。
4:15頃からトマムエリアが見え始め、鵡川沿いに雲が発生しているのが確認できました。4:30にはだいぶ明るくなり、東の山肌に雲が発生しているのも確認できました。どうやら十勝平野も雲の下に入っているようで、太平洋産雲海の発生も確認できました。
日の出前の5:00頃には、トマムエリアには西から雲河が流れ込み、東側からは太平洋産雲海が日高山脈を越えてやってきて、雲がトマムエリアを目指して集まってきているように見えました。
日の出の時間を迎えた5:30頃にはマジックアワーも終わり、陽の光が秋色に染まり始めた山並みを照らし出し、雲海の白色と黄葉に染まり始めた黄色、まだ色残る山々の緑葉の緑色、晴天の青色の4色がトマムエリアを彩っていきました。
7:00を過ぎると、トマムエリアにあった雲河は陽の光があたり消散していきました。その反面、太平洋産雲海は十勝平野の東風に乗って、タワーの裏山まで迫ってきました。タワーマウンテンとトマム山を繋ぐ稜線沿いのコルから雲が流れ込み、滝雲となってトマムエリアに流れ込もうとしていました。その後は営業終了後まで太平洋産雲海を見ることができました。
今朝は秋色に染まる雲海テラスを存分に楽しめたかと思います。素晴らしい朝となったことをトマムの大自然に感謝し、ここで一旦擱筆いたします。
雲海テラススタッフ 藤田
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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。
毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

今朝の雲海テラスではトマム産雲海を見ることができました。4:00頃はまだ暗く、ぼんやりトマムエリアの明かりが見えていまし…

今朝の雲海テラスではトマム産雲海を見ることができました。
4:00頃はまだ暗く、ぼんやりトマムエリアの明かりが見えていましたが、上空は晴れているようで、星がちらほら見え隠れしていました。4:15頃から東の空が明るくなり始めて、トマム産雲海が発生しているのを確認できました。
西の三角沢の方から薄い靄が寄ってきて、雲海テラスのエリアを包んでいきましたが、むしろこの靄が良い効果を出しており、景観が幻想的に見えていきました。5:30頃までクラウドナインエリアは靄の中に入っており、この幻想的な光景とともに雲海を楽しめたのではないでしょうか。
6:00頃から靄は完全に晴れていき、高く昇った太陽から注ぐ陽の光が、タワーに当たるようになり、雲海にその影を落とし込んで行きました。実はこのタワーが雲海に落とし込む影はこの時期しか見れないんです。時間によっては影が1本になることもあります。この時期で、かつトマム産雲海が出ていて、かつタワーが雲の上に出ている雲の量で、そして東の空に雲がなく日の出が綺麗に見える日でないと、この影は見ることができません。気づいた方は相当な雲海テラスファンの方ですね。
今朝のトマム産雲海は営業終了まで見ることができました。この時期は昼と夜の寒暖差が大きく、トマムのような山間部では、放射霧を長い時間楽しむことができます。明日も晴れ予報になっているので、期待できそうですね。
また明日以降の雲海の発生に期待して、ここに筆を置きます。
雲海テラススタッフ 藤田
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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。
毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

今朝は、とてもボリューミーなトマム産雲海を見ることができました。明け方には遠く釧路方面まで雲海が発生していることを確認で…

今朝は、とてもボリューミーなトマム産雲海を見ることができました。
明け方には遠く釧路方面まで雲海が発生していることを確認できました。
その後7時頃にはトマムの外側から東、帯広あたりだけポッカリと雲は消えていましたが、トマム盆地内にはまだまだ大量の雲。
恐らく太平洋から帯広の東あたりまでは太平洋産の雲(移流霧)そこから西、トマムまではトマム産の雲(放射霧)が発生していたようです。
最近は、トマム産雲海であっても雲が遅い時間まで消えず、7時を過ぎてもなお雲海として見ることができています。
今日は特に西の占冠方面にも雲の量が多く、鵡川の上を伝い大量にトマムに流れ込み続けました。
ここ7日間で雲海発生が5日。。。
ものすごい頻度で雲海に出逢うことができていますね。
雲海をバックに撮影した素敵な写真が、みなさんにとって「この旅で一番のおみやげ」になってもらえたら、私たちもとても嬉しいです。
また明日以降、美しい雲海を目の前にしながら、雲について解説できることを楽しみにしています。
『この上ない幸せ』が待つ雲海テラスで、またお逢いしましょう。
雲海テラススタッフ 一郷
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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。
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今朝の雲海テラスでは、太平洋産の雲海を長い時間楽しむことができました。今朝は東の空に雲があり明るくなる時間が遅く、4:4…

今朝の雲海テラスでは、太平洋産の雲海を長い時間楽しむことができました。
今朝は東の空に雲があり明るくなる時間が遅く、4:40頃からトマムエリアの様子が確認できました。十勝平野から雲が押し寄せており、その雲が滝のようにトマムエリアに流れ込んでいました。雲の量が少なめで、山々の間を縫うように流れる太平洋産雲海は、安定して長時間に亘りその姿を我々に見せてくれました。今シーズンNo1と言っても過言ではない美しさで、本日ご来場いただいたお客様は非常に幸運だったと思います。
今朝は終始雲海を見ることができました。太平洋産雲海が見れる日は、流れ込む雲の量が多くなると雲の中に入ってしまうことも多く、今朝のように終始安定して雲海を楽しめる事は多くはないです。
今シーズンの今日までの太平洋産雲海の発生確率は「17.2%」で、日数でいうと25日、例年より多く発生を確認していますが、終日太平洋産雲海が出ている日は、8月31日に見れた1日のみで、今シーズンで2回目になります。年間で終日太平洋産雲海が見れる日は1〜2日程度なので、どれほど貴重な朝であったかがわかるかと思います。
また明日以降の雲海の発生に期待して、ここに筆を置きます。
雲海テラススタッフ 藤田
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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。
毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

今朝は、広大に広がるダイナミックなトマム産雲海を見ることができました。道東方面広く放射冷却がおきたようで、帯広、遠く釧路…

今朝は、広大に広がるダイナミックなトマム産雲海を見ることができました。
道東方面広く放射冷却がおきたようで、帯広、遠く釧路方面まで雲海で覆われ、雲の高さも高く、なかなか見られないほどの広大な放射霧が発生していた模様です(放射霧だけではなかったのかもしれません)。
その後、雲の中に包まれたり晴れたりを繰り返しながら7:00頃にエリア内の盆地からはほぼ消滅しましたが、そのすぐ外側には、営業終了間際まで広く雲海を眺めることができています。
この時間まで雲が残ることはとても珍しく、昨夜の1時間ほど降った雨が雲を増し増しにしてくれたのか定かではありませんが、いらっしゃったみなさんの笑顔をたくさん見られたことは、私たちにとって何よりの喜びとなりました。
見渡す木々の色づきも日を追って深まり、本格的に秋を感じ始めています。
また明日以降、美しい雲海を目の前にしながら、雲について解説できることを楽しみにしています。
『この上ない幸せ』が待つ雲海テラスで、またお逢いしましょう。
雲海テラススタッフ 一郷
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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。
毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

今朝の雲海テラスでは雲海の発生はありませんでしたが、トマムの秋らしい清々しい朝を迎えられました。山々がだいぶ色づいてきま…

今朝の雲海テラスでは雲海の発生はありませんでしたが、トマムの秋らしい清々しい朝を迎えられました。
山々がだいぶ色づいてきました。カバやハンノキなどは黄色に染まってきました。朝日もだいぶ南側から昇ってきています。気温も10度前後で冬の気配さえ感じられます。個人的にはこの時期の雲海テラスが好きです。そんなに寒くもなく、日差しも柔らかく感じられて、朝時間を楽しむには良い時期です。
この時期の雲海テラスは晴れることが多く、遠くの山々まで見渡すことができます。今日は周辺の山々をご紹介させてください。
雲海テラスから東側を見ると、東大雪の山並みを見ることができます。東西のヌプカウシヌプリやウペペサンケ山、ニペソツ山などが有名な山です。特にニペソツ山などは、日本百名山を描いた深田久弥が、この本を出版してから存在を知ったらしく、「自分はなぜ百名山にこのニペソツ山を選ばなっかたのか?」と、悔やんだ山と言われており、「幻の百名山」などと言われているようです。
その南側にはフップシ岳や雌阿寒・雄阿寒岳、阿寒富士なども見ることができます。特に雄阿寒岳が見える日などは、空気が綺麗で空気中に不純物があまりない時にしか見ることができません。トマムから直線距離で130km以上離れているので、山並みが確認できる事はそう多くありません。
雲海テラスから南側には日高山脈の山並みも見ることができます。ペンケヌーシ岳や幌尻岳、ペケレベツ岳やチロロ岳などのピークも見えます。特に幌尻岳は日高山脈の最高峰であり、北側の氷河地形である北カールも見ることができます。
南の日高山脈、東の東大雪、この2つの山並みがつながる場所にトマム山はあります。トマム山の山頂まで登ると、富良野岳や十勝岳、夕張山地の芦別岳や夕張岳なども見ることができます。
多くの山々に囲まれたトマムで、雄大な山並みを眺めながら雲海コーヒーを楽しみ、優雅な朝時間を楽しむ、これも雲海テラスの楽しみ方の一つですね。
また明日以降の雲海の発生に期待して、ここに筆を置きます。
雲海テラススタッフ 藤田
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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。
毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

今朝の雲海テラスでは、昨日に引き続きトマム産雲海を見ることができました。営業開始前の3:00頃、雲海テラスは星空に包まれ…

今朝の雲海テラスでは、昨日に引き続きトマム産雲海を見ることができました。
営業開始前の3:00頃、雲海テラスは星空に包まれており、眼下のトマムエリアの灯りも見えていました。風も南西の風1m/s程度で、非常に清々しい空気が辺りに漂っていました。4:30位から明るくなり、雲が増えてきている様子も確認できました。5:30にかけて雲の増減を繰り返していて、西から流れ込んでくる雲の量が多いと、タワーの足元まで雲が増えていき、雲の量が少ないとゴンドラ山麓の駅舎が見えるほどまで、雲がひいて行きました。6:00頃には陽も高い場所まで昇り、日差しがタワーに当たり雲海に影を落としている様子を確認しました。その後は7:00頃から雲の量が減っていき、7:15に雲海は消散しました。
トマム産雲海は、朝早い時間に標高の高い場所からしか見ることができない、かつ朝のうちしか出現しない、非常にプレミアムな雲海です。雲海テラスでは年間で約20%の確率で見ることができるので、比較的高確率で見ることができます。
一概に「トマム産雲海」といってもそれぞれ形も様々で、雲の量が多いときもあれば、地を這うように低い場所で発生する時もあり、西から流れ込んできて波が立つような雲に見えたり、スケートリンクのように真っ直ぐな雲海になったり、と様々な表情を見せます。これは気温や湿度、風速や風向、気圧の変化など、様々な雲の発生に関わる気象条件が起因となっているようで、それを読み解くのも面白いです。
また明日以降の雲海の発生に期待して、ここに筆を置きます。
雲海テラススタッフ 藤田
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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。
毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

今朝の雲海テラスでは、いつもよりボリュームがあるトマム産雲海を見ることができました。営業開始前の3:00頃、雲海テラスは…

今朝の雲海テラスでは、いつもよりボリュームがあるトマム産雲海を見ることができました。
営業開始前の3:00頃、雲海テラスは雲に包まれており、暗くて周囲の状況が確認できない状態でした。時折雲の隙間から星の瞬きが見え隠れしており、包んでいる雲も薄い感じでした。3:30頃から包んでいた雲も晴れ始めて、トマムエリアの灯りも見えてきました。トマムエリアの灯りが見えている、ということは、雲がトマムエリアを覆ってはないということで、雲海の発生はなさそうでした。
4:00頃から東の空が明るくなり、トマムエリアの様子が見えてきました。鵡川沿いに帯状の雲と、ファーム付近に薄い靄が発生しているようでした。4:20分頃から急激に雲の量が増え始め、トマムエリアで発生している雲と、西の鵡川沿いで発生した雲が流れ込み、かなり濃い雲がタワーやリゾナーレを覆っていきました。
雲海テラスは5:30頃まで快晴で、時折西から流れてきた雲がテラスを覆うこともありましたが、それもまた幻想的な光景で、朝日が当たる靄が美しく、まるで絵画の世界に迷い込んだようでした。6:00頃から水分量の多い雲が上空を流れてきて曇りになりましたが、雲海は雲量が増えたり減ったりを繰り返しながら、営業終了まで見ることができました。
これだけ厚みのあるトマム産雲海が見れた事は、私もあまり記憶になく、しかも営業終了まで見えていたことも相まって、今朝に雲海テラスにご来場いただいたお客様は、とても良い経験ができたのではないか、と感じています。今日発生した雲海は夜半に降った雨が蒸気霧を作り出し、朝方にかけて起きた放射冷却によってできた放射霧も重なり、いつもより厚い雲が発生したのだと考えられます。
また明日以降の雲海の発生に期待して、ここに筆を置きます。
雲海テラススタッフ 藤田
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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。
毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

本日の雲海テラスは、濃い霧に包まれてのスタートとなりました。山麓の景色は見えていたものの、テラスだけが雲に覆われ、視界は…

本日の雲海テラスは、濃い霧に包まれてのスタートとなりました。山麓の景色は見えていたものの、テラスだけが雲に覆われ、視界はほとんどない状況でした。
日の出は見えないかと諦めかけていましたが、なんと日の出の時刻に一気に雲が晴れ、素晴らしい朝陽を拝むことができました!
その後は雲に包まれることはなく、秋めいてきた山々の景色を遠くまで見渡すことができました。
残念ながら雲海の発生はありませんでしたが、この晴れた朝に感謝いたします。皆様の今後のご旅行が良いものになりますよう心より願っております。
明日の雲海発生に期待しましょう
雲海テラススタッフ 堤
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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。
毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

今朝の雲海テラスでは、短い時間でしたが悪天候型雲海を見ることができました。今朝は断続的に雨が降っていて風も少しあり、体感…

今朝の雲海テラスでは、短い時間でしたが悪天候型雲海を見ることができました。
今朝は断続的に雨が降っていて風も少しあり、体感温度が低く感じられる朝となりました。外気温は10℃でしたが、北寄りの東風が尾根沿いで吹いており、クラウドナインを散策したお客様は寒く感じられたのでは無いでしょうか?
4:15頃から辺りが見えるようになってきて、雲海テラスから東の山々に雲がかかっているのを確認できました。上空には東から雨雲がトマムエリアに流れてきて、山肌に滑昇霧が発生し、2層の雲となっていました。
5:00頃から、流れ込んできていた雲の量が急激に増えて、雲海テラスは大量の雲に包まれていきました。その後は営業終了まで雲の中で、視界は100mほどでした。
悪天候型雲海の特徴の一つで「雲の量が多い」ということがあります。雲の量が多いので、雲中になることも多く、1日のうちで30秒ほどしか雲海を見ることができなかった、という日もあります。現在までの悪天候型雲海の発生確率は7%で、なかなか見ることができない雲海の種類です。今朝雲海を見ることができたお客様は非常に幸運ですね。
また明日以降の雲海の発生に期待して、ここに筆を置きます。
雲海テラススタッフ 藤田
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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。
毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

今朝の雲海テラスでは、静かで幽玄なトマム産雲海を、いつもより長い時間見ることができました。私たちスタッフが出勤する3:0…

今朝の雲海テラスでは、静かで幽玄なトマム産雲海を、いつもより長い時間見ることができました。
私たちスタッフが出勤する3:00頃、山頂は満天の星空に包まれており、外気温が7℃で、今朝は良い朝が来ることが予感できました。山麓の気温は3℃で、山頂と山麓の気温が逆転しており、放射冷却が進んでいることがわかりました。山頂からはトマムエリアと十勝平野の灯りが見えており、雲海の発生は無いようでした。
4:00頃から徐々に東の空が明るくなり始め、鵡川沿いに放射霧が発生しているのを確認できました。雲海テラスから見る放射霧は、川のように東西に伸びており、「雲河」が発生となりました。
4:30頃から風向が西風から南西の風へ変わり、鵡川沿いに発生していた雲が徐々にトマムエリアに集まってきました。5:30にはタワーの裾野まで雲が広がり、「雲河」は「トマム産雲海」へと形を変えました。
7:00を過ぎると外気温も12℃まで上昇し、増え続けていた雲も少しずつ消散していきました。7:30には雲は完全に消散し、暖かい陽射しがトマムエリアに降り注いでいました。
今朝のトマム産雲海は「日が昇ってきてから雲が増える」という、この時期特有の雲海の発生でした。3:00頃は山麓と山頂の気温が逆転していたので、放射冷却が起きているのを確認できていました。日が昇ると暖かくなるので、トマムエリアの地表面で暖かい空気と冷たい空気がぶつかり、地表面付近の雲が増えたことが考えられます。この時期の日の出時刻は5:15頃で、今日はその時間付近に雲が増えていきました。
夏の気温が高い時は、夜の気温が低い時間に放射霧ができることが多く、日が昇るとすぐに消えてしまうのですが、今朝は気温も低く、比較的長い時間トマム産雲海を見ることができました。
また明日以降の雲海の発生に期待して、ここに筆を置きます。
雲海テラススタッフ 藤田
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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。
毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

今朝の雲海テラスでは、美しいトマム産雲海が発生しました。夜明け前の空が薄明るくなり、オレンジや金色、紫色に染まるマジック…

今朝の雲海テラスでは、美しいトマム産雲海が発生しました。
夜明け前の空が薄明るくなり、オレンジや金色、紫色に染まるマジックアワーが雲海と混じり合い、まるで絵画のような幻想的な景色を作り出していました。
気温は8度と肌寒い朝でしたが、この秋の冷え込みも心地よい贅沢に変わるのが雲海テラスの魅力です。雲海テラスで最高の朝を体験していただけたなら幸いです。
雲海テラススタッフ 堤
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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。
毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

今朝の雲海テラスでは雲海の発生はありませんでしたが、西側のクラウドナインエリアには少量の雲があり、雲河のように見えていま…

今朝の雲海テラスでは雲海の発生はありませんでしたが、西側のクラウドナインエリアには少量の雲があり、雲河のように見えていました。
ゴンドラを運転を開始する時間の3:00頃、雲海テラスは星空に包まれていて、今朝は快晴になるだろうと思われました。4:30頃から東の空が赤く染まり始め、東大雪の稜線が見えてきました。その頃西側では鵡川沿いに少量の雲の発生が確認されました。5:15頃に太陽が昇り始め、トマムエリアを赤く染め上げて行きました。山々も黄葉が始まり、そこに陽の光があたると山が輝いているようで、素晴らしい景観となりました。
5:30を過ぎると北から雲が流れ込み、快晴だった上空を覆いはじめました。6:00を過ぎると流れ込んできた雲が陽の光を遮り、雲の切れ間から太陽光がトマムエリアに差し込み「天使の梯子」を見ることができました。7:00頃には鵡川沿いでできた放射霧がトマムエリアに流れ込んできて、タワーの裾野まで迫りましたが、5分ほどで雲は消散していきました。その後は外気温も4℃から10℃まで上がり、暖かい光が雲海テラスを包んでおり、外のデッキで雲海コーヒーを楽しんでいるお客様が多かったように思います。
前述しました「天使の梯子」についてご説明いたします。
「天使の梯子」とは、雲の隙間から光が放射状に降り注いで見える気象現象の通称であり、正式名称は「薄明光線(はくめいこうせん)」と言います。この現象は、太陽光が雲の端や切れ間から漏れ出し、大気中の微粒子によって光の筋がはっきりと見えることで発生します。早朝や夕方に太陽の角度が低くなる時に見やすく、神秘的な美しさから「光芒」や「レンブラント光線」、「ヤコブの梯子」とも呼ばれます。
「光芒」は光の筋そのものを指し、「レンブラント光線」は画家レンブラントの作品に描かれるような、力強い光の表現からそのように呼ばれ、「ヤコブの梯子」は聖書のヤコブが天と地の間の梯子を見たというエピソードからそう呼ばれるようになったそうです。この光景を見ることができた人には幸運が訪れるとも言われており、幸運の前触れにも繋がるようです。
皆様に幸運が訪れますよう願うと共に、明日以降の雲海発生に期待して、ここに筆を置きます。
雲海テラススタッフ 藤田
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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。
毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

今朝の雲海テラスは、秋の深まるトマムを感じることができました。今朝は4:30頃まで明るくならず、上空には満点の星空が輝い…

今朝の雲海テラスは、秋の深まるトマムを感じることができました。
今朝は4:30頃まで明るくならず、上空には満点の星空が輝いていました。東の空には月が浮かんでおり、寒くなってきた雲海テラスが秋の深まりを感じさせられました。今朝は山麓の気温が3℃山頂の気温が7℃と、放射冷却の典型的な気温となっていました。放射冷却が起きると山頂と山麓の気温が逆転します。それ故に放射霧が発生しやすくなるのですが、今朝はトマムエリアの湿度が低く、雲になりきれなかった様です。
その反面、非常に天候が良く空気も綺麗で、朝の清々しい空気の中、遠い場所では阿寒岳を見ることもできました。寒くなると空気の不純物が水分と共に地表面に落ちていくので、標高1088mの雲海テラスではかなり遠くの景色を確認することができます。雲海が出ているとそこまで遠くまでは見ることができないので、これもまた特殊な体験と言えますね。
今日は「放射霧」についてご説明しようかと思います。この「放射霧」はトマムの地で生まれた霧なので、その霧を標高の高い場所から見下ろすと雲海となり、我々スタッフは「トマム産雲海」と呼んでいます。
ここトマムは山々に囲まれた盆地地形であり、「放射冷却」という自然現象の影響を受けやすい地域です。上空に雲が少ない晴れの日中に陽が高くまで昇ると、当然地表面付近は気温が高くなります。やがて時間が経過し、陽が沈むと上空から気温が下がってきます。気温が低い空気と高い空気では、気温が低い空気の方が重いので、上空から冷たい空気が地表面付近まで落ちてきます。盆地の底では昼に暖められた空気がまだ残っているので、そのときに冷たい空気と暖かい空気がぶつかり、「放射霧」が発生します。
共に、ここトマムは夜半から早朝にかけて湿度が高くなる地域で、一級河川である「鵡川」の源流部でもあります。大きな川の源流部が盆地の地形になっているということは、四方八方から小さな沢がトマムエリアに集まって、河川を形成しているということで、盆地の底は湿度が高くなります。トマムとはアイヌ語で「湿地」という意味で、昔から雲もできやすい土地なんですね。
晴れが続き風がない時には「トマム産雲海」は出やすくなります。本日は昨日からの風が、トマムエリアの湿度を飛ばしてしまったようで、放射霧の発生ができなくなってしまった模様です。
ぜひこのブログをお読みになっているお客様には、晴れの日を狙って雲海テラスに遊びにきていただきたく存じます。というのも、基本的に晴れの日は雲海を見やすくなり、この時期の雲海テラスは雲海が出ていなくても、日の出が綺麗に見えることが多く過ごしやすい気候であり、散策するには良いシーズンとなるからです。
雲海テラス営業終了まであと1ヶ月を切りました。ぜひ秋色に染まる雲海テラスへ遊びにきてください。個人的には今が一番良いシーズンと思っています。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
また明日以降の雲海の発生に期待して、ここに筆を置きます。
雲海テラススタッフ 藤田
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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。
毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

今朝の雲海テラスでは雲海の発生はございませんでしたが、この時期のトマムらしい天候となり、秋の深まりを感じられる朝となりま…

今朝の雲海テラスでは雲海の発生はございませんでしたが、この時期のトマムらしい天候となり、秋の深まりを感じられる朝となりました。
営業時は終始快晴で、上空には小さな逸れた雲が東から西へと流れてました。その隙間から星が瞬いており、東の空には下弦の月が美しく輝いていました。
この時期は夜明け前の夜から朝に変わる時間が良いですね。東の空が赤く染まる朝焼けや、深い蒼で空が変わっていく瞬間や、上空を流れる雲も紫色に染まっていき、緑色が黄色に変わっていく山々の景色も、全てが美しいです。秋のトマムは「色」の変化に気づくと、より一層トマムを楽しめるかと思います。特に雲海テラスは「色」が良くなるシーズンに入っていきますので、ぜひ皆様遊びにおいでください。
この時期の気温は晴れると、放射冷却が進み、冷え込むことも多くなります。本州からいらっしゃるお客様は、防寒防水できる服装でおいでください。
また明日以降の雲海の発生に期待して、ここに筆を置きます。
雲海テラススタッフ 藤田
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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。
毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。