UNKAI TERRACE 雲海テラス
16 2026
本日は「トマム産雲海」が発生いたしました。 雲のピークは6時〜7時前頃で、まさに一番の見頃となりました。夏の暑い時期は6…
16 2026
本日は「トマム産雲海」が発生いたしました。 雲のピークは6時〜7時前頃で、まさに一番の見頃となりました。
夏の暑い時期は6時半頃に消滅してしまうことが多いですが、秋は気温が低いため雲が消えにくく、日の出も遅いため雲が増え始めるタイミングが少しゆっくりなのが特徴です。
また、秋は空気が澄んでおり、遠くの景色までくっきりと綺麗に見渡せます。日の出前の空が綺麗なオレンジ色に染まる「マジックアワー」の時間帯も絶景です。
これからの時期、トマムでは周囲の木々が黄色く色づく「黄葉」が始まります。雲海と日の出、そして黄葉が織りなす色のコントラストをぜひお楽しみください。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
雲海テラススタッフ 川内野

日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
15 2026
今朝の雲海テラスでは、澄み切った秋空のもと「トマム産雲海」が発生いたしました!気温は8℃とキンと冷え込む朝となりましたが…
15 2026
今朝の雲海テラスでは、澄み切った秋空のもと「トマム産雲海」が発生いたしました!
気温は8℃とキンと冷え込む朝となりましたが、雲の合間から美しく力強い日の出を望むことができました。
本来、トマムの盆地で生まれるトマム産雲海は、太陽が昇るとあっという間に消えてしまう儚い雲海として知られています。しかし今朝は、午前7時過ぎまで雲海がその姿をキープしていました。トマム産雲海としては珍しく、長く手元にとどまってくれた朝となりました。
朝陽と雲海が描き出す素晴らしい絶景を、時間を忘れてゆっくりとお過ごしいただけたかと思います。
すっかり秋の冷え込みが定着してまいりましたので、お越しの際は暖かな服装で幻想的な世界をご堪能ください。
明日も素晴らしい雲海に出会えることを心から祈っております。
雲海テラススタッフ 堤

日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
14 2026
今朝の山頂は外気温12℃から16℃へと推移し、湿度99%の高い状態を保ったまま経過しました。早朝4:30からの20分ほど…
14 2026
今朝の山頂は外気温12℃から16℃へと推移し、湿度99%の高い状態を保ったまま経過しました。早朝4:30からの20分ほどの間、奇跡的に雲が切れて力強い「悪天候型雲海」が顔を覗かせたものの、その後は山頂を包み込む濃密な「雲中」へと移り変わっていきました。足元から雲海を引き込もうとする「東風」と、標高2,000mの上空から雲を巻き上げる強硬な「南西風」の激しいせめぎ合い。上空はびっしりと雨雲に覆われていたため、日射によるドライアウト(雲の乾燥散失)は起きず、湿気がそのまま保たれて厚い雲が停滞し続ける空模様となりました。
今日は全体を通してもほんの一部分の雲海しか見ることができず、もどかしい思いをされたお客様も多くいらっしゃったのではないかと推察しております。
しかし、ひとくちに「雲中」と言っても、実はその質感や濃淡、漂う風にはさまざまな表情が存在します。風の動きや密度の変化を丁寧に観察し、目には見えにくい「雲の立体的な構造」を理解することで、これから空がどう動いていくのかという先の展開が見えてきます。こうした「観天望気(かんてんぼうき:雲の形や風の流れといった自然の兆候から、空の模様や変化を読み解くこと)」こそ、私たち雲海ガイドの腕の見せ所です。
今朝、観天望気に長けたガイドの説明に耳を傾けてくださったお客様は、霧の僅かな隙間を見極め、その奥に眠る悪天候型雲海の力強い息吹を感じ取っていただけたのではないでしょうか。単に目の前の景色を実況するだけでなく、その奥で繰り広げられる大気の構造やダイナミズムを紐解いてお届けすることこそ、ガイドとしての真骨頂であり最高の醍醐味です。
気まぐれな空が魅せた今朝だけの密やかな物語。肌寒いなか、温かいお飲み物を手に空の移ろいを見守っていただいた皆様、本当にありがとうございました。
明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆させていただきます。
雲海テラススタッフ 藤田





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13 2026
日の出前の幻想的なマジックアワーと、秋ならではの清涼感あふれる空気に包まれて今朝の雲海テラスはスタートしました。山頂外気…
13 2026
日の出前の幻想的なマジックアワーと、秋ならではの清涼感あふれる空気に包まれて今朝の雲海テラスはスタートしました。山頂外気温は12℃、南東からの穏やかな風が流れるなか、豊かな湿気を狩振岳が優しく包み込み、鵡川(むかわ)沿いには密度の濃い「トマム産雲海」がゆっくりと育まれていきました。
東の空から太陽が昇ると、眼下に広がる一面の雲海は谷間に沿って流れる「雲河」へと優美に姿を変えました。朝光を浴びて輝く白い雲の大河と、緑から黄色へと色彩を深める山肌のコントラストは息をのむほどの美しさでした。
さらに気温が14℃まで上昇すると、谷間の雲はやわらかく静かに空へと溶け込んでいきました。雲が溶けたあとの爽快な秋晴れの青空には、北東から流れてきた筋雲が集まり見事な「鰯雲」へと姿を変え、上空をダイナミックに流れる雲の動きが秋の深まりを感じさせてくれました。
日の出前の静寂から、眼下の雲海、そして澄み渡る青空へと移ろうストーリーこそが、秋の雲海テラスの醍醐味です。教科書通りの静止画ではなく、時間とともに刻一刻と表情を変えていくこの景観の変化が、今日という日にしか出会えない「一期一会の物語」として皆さまに伝わっていれば幸いです。
営業終了まであと一月ほどとなった雲海テラスですが、残り少ない季節の移ろいとともに、ここでしか出会えない最高のドラマをお届けしてまいります。
明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆いたします。
雲海テラススタッフ 藤田




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12 2026
夜明けとともに空がグラデーションを描くマジックアワー。今朝のトマムは外気温8〜10℃と凛とした冷え込みになり、山肌を駆け…
12 2026
夜明けとともに空がグラデーションを描くマジックアワー。今朝のトマムは外気温8〜10℃と凛とした冷え込みになり、山肌を駆け上がる南風に「空気の清涼感」を肌でひしひしと感じる秋の朝となりました。
太陽が高く昇るにつれて青空が広がり、上空には風が描く美しい筋雲がゆったりと流れていきました。その雲は刻一刻と表情を変えながら南東へと渡り、まるで天空を旅しているかのような情景を見せてくれました。澄み切った大気の向こうには遠く東大雪や日高山脈の雄大な山並みがくっきりと姿を現し、朝光を浴びた白樺やハンノキの黄葉が山肌を優しく彩っていました。
メインデッキから少し足を延ばした「クラウドナイン」エリアの西側では、風の影響を受けにくかった鵡川(むかわ)沿いの谷間にそっと浮かぶ、風情ある雲海の姿も見られました。西から流れ込む雲が南風に解きほぐされ、トマムの空で静かに消えていくダイナミックな気象のドラマは、現地に足を運んだからこそ出会える贅沢な光景でした。(※なお、遠方の谷間に少量の雲海は確認できましたが、トマムエリア内での発生には至らなかったため、本日の公式発表は「雲海発生なし」となっております。)
移ろう空の色彩と、黄金色に輝く山々、そして肌を刺す澄んだ空気。今朝の雲海テラスは、五感のすべてで「一足早い秋の訪れ」と今朝だけの空気感を満喫できる、特別なひとときとなりました。
そうした中、本日テラスにて「いつもブログを楽しみに読んでいて、文章がとても綺麗で癒やされています」と温かいお声をかけていただきました。毎朝届ける景色や大気の様子が、こうして皆様に伝わっていることを心から嬉しく感じております。
明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆させていただきます。
雲海テラススタッフ 藤田




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11 2026
今朝の雲海テラスは、鵡川(むかわ)に沿って雲がゆったりと流れる「雲河(うんが)」が発生している幻想的な景色からスタートい…
11 2026
今朝の雲海テラスは、鵡川(むかわ)に沿って雲がゆったりと流れる「雲河(うんが)」が発生している幻想的な景色からスタートいたしました。
今朝の気温は9℃と低く、上空を覆う雲によって太陽の光が遮られていたため、雲が急激に消えることなくゆっくりと量を増していきました。そして午前5時30分頃、雲の量がピークに達すると、川のようだった景色は「トマム産雲海」へとその姿を変えました。
その後は午前6時過ぎから徐々に雲が消え始め、7時頃にはすっきりと姿を消していきました。
早朝の冷え込みと上空の雲が重なったからこそ出会えた、刻一刻と変化する自然の移り変わりを満喫できる素晴らしい朝となりました。
朝晩は10℃を下回る冷え込みとなっておりますので、お越しの際はしっかりと防寒対策をして、秋の雲海テラスをお楽しみください。
明日もまた素敵な景観に出会えることを願っております。
雲海テラススタッフ 堤

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10 2026
本日の雲海テラスでは、残念ながら雲海の発生とはなりませんでしたが、日の出前の「マジックアワー」には空が美しいグラデーショ…
10 2026
本日の雲海テラスでは、残念ながら雲海の発生とはなりませんでしたが、日の出前の「マジックアワー」には空が美しいグラデーションに染まり、まさに名前の通り魔法がかかったかのような幻想的なひとときを味わうことができました。
雲海テラスの営業開始直後は気温6℃でしたが、午前5時過ぎには4℃まで冷え込み、秋の深まりを肌で感じる朝となりました。
トマムでは例年9月中旬頃から木々が色づき始めます。黄色く染まる木々が多いことから、ここでは紅葉ならぬ「黄葉(おうよう)」と呼んで親しまれています。今朝のような冷え込みが重なることで、山々の木々も着々と美しい秋の姿へと移り変わっていきそうです。
早朝のテラスはかなり冷え込みますので、お越しの際は厚手の上着や防寒具をご用意のうえ、温かい服装でお楽しみください。
明日こそは美しい雲海と出会えることを願っております。
雲海テラススタッフ 堤

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9 2026
今朝の雲海テラスは外気温12℃。早朝のテラス前には、発生プロセスの全く異なる「トマム産雲海」と「悪天候型雲海」が上下に重…
9 2026
今朝の雲海テラスは外気温12℃。早朝のテラス前には、発生プロセスの全く異なる「トマム産雲海」と「悪天候型雲海」が上下に重なる、見事な二層構造の雲海が広がっていました。しかし、西から雨雲が接近するにつれて雲層は急速に厚みを増し、やがてテラス全体が静かな「雲中」へと包み込まれていきました。一見すると視界を遮る真っ白な世界への変化ですが、その裏側では大気の物理メカニズムが織りなす極めて稀有で美しいドラマが繰り広げられた朝となりました。
雲が発生する基本原理は、大気が抱えられる水蒸気の限界を超え、水滴へと変化することにあります。今朝はこの結露に至るアプローチが、上下ふたつの層でそれぞれ異なる現象として観察できました。
下層を覆っていたのは、トマムの地形が生み出すトマム産雲海です。放射霧と蒸気霧の双方がこの「トマム産」に該当しますが、今朝はこれから降る雨の前兆として大気に大量の湿気が補給されたことで発生した蒸気霧のタイプでした。大気中の水蒸気量が急増したことで過飽和状態が加速し、温かい湯気が立ち上るように下から成長した雲海は、やがてザ・タワーの半ばまでをすっぽりと包み込む重厚な姿を見せました。
一方で、標高1,000m付近やオダッシュ山、狩振岳の山肌を美しく撫でていたのが滑昇霧です。西からの風が山肌に衝突して斜面を駆け上がり、空気が断熱冷却されることで発生する雲です。今朝は地表から上空まで風向が西風で揃っており、風のシアー(高度による風の変化)が起きなかったため、この異なる二つの雲が上下で乱されることなく、整然と西から東へ流れゆく立体的な層を作り出していました。雲海の上に山頂だけを覗かせる日高山脈の雄姿は、その大気の高低差を力強く物語っていました。
上空をびっしりと覆う雲によって太陽光による消散(ドライアウト)が阻まれたため、雲海は形を崩すことなく保たれ、やがて接近した雨雲と一体化してテラスを包み込む強めの霧雨へと変化していきました。通常、天候が下り坂に向かう場面では上空の雲に覆われて終わることが多く、放射冷却を主体とする静かな雲海発生時にはこれほどダイナミックな湿気の流入は見られません。今朝は、雨雲接近による強力な湿度補給と風系の安定という複数の条件が合致したことで、局地的な「トマム産雲海」と広域の気圧配置がもたらす「悪天候型雲海」を同時に見ることができる数少ない稀有な朝となりました。
こうした真っ白な雲の中に包まれる朝だからこそ、現場の生の情報が真価を発揮します。今朝の雲海ガイドには100名を超える多くのお客様がお集まりになりました。目の前で起きている複雑な物理現象を現地ガイドの解説を通して知ることで、単なる視界不良ではなく「大気のリアルタイムな科学ショー」としてお楽しみいただき、皆様とても熱心に耳を傾けていらっしゃいました。現地の空気感を肌で感じているガイドの言葉だからこそ伝わる圧倒的な信頼感と面白さが、今朝のテラスに広がっていました。
「なぜ雲ができるのか」という根本の仕組みから紐解くことで、ただの白い霧に見える景色が、大気の動きが視覚化された壮大な観察体験へと変わります。悪天候の手前でしか出会えない大気の立体美を感じられる、深く味わい深い朝となりました。明日以降の雲海の発生に期待して、ここで擱筆させていただきます。
雲海テラススタッフ 藤田




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8 2026
本日の雲海テラスでは、遠くに広がる雲海が発生しておりました。 また、営業開始直後や昨夜の降雨の影響により、山肌に小さな雲…
8 2026
本日の雲海テラスでは、遠くに広がる雲海が発生しておりました。 また、営業開始直後や昨夜の降雨の影響により、山肌に小さな雲が発生し、それがトマムエリアへと流れ込んでくる様子もご覧いただけました。このような雲は「滑昇霧(かっしょうぎり)」と呼ばれ、湿った暖かい空気が風に乗って山にぶつかり、上空へ押し上げられることで冷やされて発生します。この雲が山肌に張り付くように広がり、次第に大きくなることで雲海へと成長していきます。本日はそこまで大きく育ちませんでしたが、雲海の幻想的な雰囲気はお楽しみいただけたのではないでしょうか。
また、9月に入り気温の低い日が増えてまいりました。本日の営業開始直後は12℃、昨日は8℃と肌寒い朝が続いております。まだ薄着でお越しになる方も多いため、一枚多く羽織れる上着をお持ちいただくことをおすすめいたします。 秋は空気が澄み、日の出がとてもきれいに見られる季節です。ぜひ日の出の時間をチェックのうえ、ご来場ください。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
雲海テラススタッフ 川内野

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7 2026
今朝の雲海テラスは外気温8℃から9℃と冷え込みが進む中、大気の立体的な動きが主役となる朝を迎えました。ステータスは終始「…
7 2026
今朝の雲海テラスは外気温8℃から9℃と冷え込みが進む中、大気の立体的な動きが主役となる朝を迎えました。ステータスは終始「雲中」での運用となりましたが、その背景には気象学的に非常に興味深い「風のシアー」の存在がありました。
風のシアーとは、高度によって風向や風速が異なることで、風の境目に剪断(せんだん)力が働く現象を指します。今朝は地表付近で太平洋からの湿った空気を運ぶ東風が3m/sで吹いていたのに対し、標高2000m付近の上空では7m/sの南風が吹いていました。この風向と風速のズレによって大気の垂直方向への撹拌が発生。十勝平野側から流れてきた下層の湿った雲が上方へと大きく巻き上げられ、ちょうどテラスの標高(1,088m)を覆い尽くす形となりました。
気温上昇が緩やかで太陽光によるドライアウトが進まず、テラス周辺は長い時間深い霧に包まれましたが、風が激しく交錯するシアーコンディションだからこそ、雲の隙間が生まれる一瞬がありました。6時55分頃、ほんの10秒間ほど視界が一瞬ひらけ、対岸の山肌とダイナミックに流れ込む雲海の姿が目の前に現れました。
風の音や雲のゆらめき、光のかすかな変化に耳目を澄ませる「観天望気」に長けたお客様であれば、この奇跡のような瞬間に巡り合えたのかもしれません。しかしながら、ほんの10秒という極めて短い時間で、ごく一握りのお客様しか確認できなかった幻のような景観であったため、本日の公式判定としては「雲海発生」とはせず「雲中」として締めくくることといたしました。
一面の雲海を見下ろす景色とはまた異なる、雲を生み出し押し上げる大気のエネルギーを全身で体感する朝となりました。明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆いたします。
雲海テラススタッフ 藤田




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6 2026
今朝の雲海テラスは山頂外気温8℃。肌を凛と引き締める冷気とともに、秋の気配が着実に深まっていることを実感する朝を迎えまし…
6 2026
今朝の雲海テラスは山頂外気温8℃。肌を凛と引き締める冷気とともに、秋の気配が着実に深まっていることを実感する朝を迎えました。東の空には薄雲が広がり、日の出予定時刻の4時57分を過ぎても太陽はヴェールの向こう側。しかしそのおかげで、茜色と紺青が美しく溶け合うマジックアワーの余韻を、いつもより長く楽しむ贅沢な時間が流れました。
湿度が低く全面を覆う巨大な雲海とはならなかったものの、放射冷却によって谷底へ滑り込んだ冷気が、一筋の繊細な「雲河」を形作ります。時間の経過とともにぐんぐんと密度を増し、リゾートの足元から谷筋を優雅に流れる白い帯は、まるで一幅の水墨画のような静けさと気品を纏っていました。南側に目を向ければ、薄霞の向こうに重なる日高山脈の立体的なシルエット。山肌の木々も少しずつ黄色く色づき始め、初秋の移ろいを感じさせてくれます。
やがて太陽が雲の向こうから赤く輝き始めると、静寂の世界が一変しました。赤く柔らかな朝光が谷全体を優しく照らし出し、上空の薄雲が天然の日傘となって急速な消散を防ぐ中で、朝の光と湧き立つ雲河が静かなせめぎ合いを見せてくれます。外気温が10℃へと上がり光の勢いが増す中、粘り強く谷を彩っていた雲河も7時頃にはゆっくりと光の中に溶け込み、静かにその幕を閉じました。
重厚な雲海とはまた異なる、今朝滞在された方のためだけに訪れた「一期一会」の絶景。澄んだ空気とやわらかな光に包まれるこれからの季節、刻一刻と表情を変える秋のドラマを、ぜひ暖かなお召し物とともに体感しにいらしてください。明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆させていただきます。
雲海テラススタッフ 藤田



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5 2026
昨日は雷雲の接近に伴うゴンドラ運休により、楽しみにされていたお客様には大変ご迷惑をおかけいたしました。しかし、その雷雲が…
5 2026
昨日は雷雲の接近に伴うゴンドラ運休により、楽しみにされていたお客様には大変ご迷惑をおかけいたしました。しかし、その雷雲がもたらした雨が豊かな水分となり、今朝の雲海テラスに奇跡的な絶景を描き出してくれました。
今朝の雲海テラスは、ふたつの異なる雲海が出会う実にドラマチックな一朝となりました。外気温10℃という秋の訪れを感じる凛とした空気の中、夜半の東風に乗って運ばれた「太平洋産雲海」と、前日の雨と西風が育んだ豊かな「トマム産雲海」がこのトマムの谷で巡り合い、谷から溢れ出すほどの重厚な雲が生み出されました。
日の出を迎えた4:56頃には、薄靄越しに深く赤く輝く太陽が幻想的に姿を現しました。西から押し寄せる雲の雲頂は一時標高1000m付近にまで達し、メインデッキ周辺が白いヴェールに包まれる「雲中」と、視界が一気に開ける「雲海」が目まぐるしく入れ替わりました。肌に触れる冷気や湿り気とともに、生きている大気の力強い息遣いを五感で体感する特別な時間となりました。
その後、想定よりも早く太陽の熱によるドライアウトが進んだものの、西側からの絶え間ない雲の供給によって雲勢が衰えることはありませんでした。大気が安定するにつれて眼下全体を隙間なく埋め尽くす圧巻の「全面雲海」へと移ろい、長い時間その壮大な姿を見せてくれました。気温が低くなる秋だからこそ、この時間になってもこれほど重厚で密度の高い雲海を鑑賞できる——まさに秋の雲海テラスならではの贅沢な景観が広がりました。
ふたつの雲が紡いだ神秘的な出会いから、秋の光あふれる大雲海へ。風と光、そして季節の移ろいが魅せた今朝ならではのダイナミックな自然を、多くのお客様にお楽しみいただきました。
明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆いたします。
雲海テラススタッフ 藤田




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3 2026
本日の雲海テラスは、気温11℃・東風2m/sと、一面が濃い霧に包まれるコンディションとなりました。一見すると視界を遮られ…
3 2026
本日の雲海テラスは、気温11℃・東風2m/sと、一面が濃い霧に包まれるコンディションとなりました。一見すると視界を遮られた真っ白な「雲中」の世界ですが、テラス周辺では地球のエネルギーが激しく交錯する、非常にドラマチックな気象の攻防戦が繰り広げられました。
本日の最大のハイライトは、雨が引き起こす下降気流(ダウンドラフト)と、地表付近で湧き立ち続ける蒸気霧による壮絶なせめぎ合いです。上空から降る雨滴は、周囲の空気を巻き込みながら力強く下降し、一時はテラス直下の雲を強引に押し下げて悪天候型雲海の隙間を作り出そうと試みました。しかし、本日は気温が11℃と低く一定に保たれていたため、降雨によって供給された大量の水分が瞬時に空気を飽和させました。下降気流によって霧が押し下げられるそばから、それを上回るスピードで新たな蒸気霧が生成されて視界を埋め尽くすという現象が果てしなく繰り返されました。雲を力技で押し下げる力と、飽和状態によって絶え間なく雲を生み出す作用がリアルタイムで激突し続けた結果、本日は蒸気霧が見事な粘りを見せ、雲中の時間を長く保持する一日となりました。
こうした気象のダイナミズムが凝縮された雲中の日こそ、ぜひご参加いただきたいのが「雲海ガイド」です。テラス周辺の複雑な気象変化は随時無線でガイドへ連絡されており、刻一刻と表情を変える大気のメカニズムを誰よりも正確に把握しているのが現場の雲海ガイドです。日替わりで担当メンバーが変わり、それぞれの個性を活かした独自の視点で気象の面白さを解説しておりますので、真っ白な世界の裏側に隠された大気のドラマを直接お尋ねいただくには格好の機会となりました。冷え込むなか雨具をご着用いただき、この気象の奥深さを体感してくださった皆様、誠にありがとうございました。
明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆いたします。
雲海テラススタッフ 藤田




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2 2026
今朝の雲海テラスは外気温10℃。雨とともに吹き抜ける東風5m/sの風音が響く、ダイナミックな朝となりました。「あいにくの…
2 2026
今朝の雲海テラスは外気温10℃。雨とともに吹き抜ける東風5m/sの風音が響く、ダイナミックな朝となりました。「あいにくの雨で雲海が見られず残念」というお声も聞こえてまいりますが、実は「雨=雲海が見られない」わけではありません。雨こそが雲海を強力に育む「恵みの雨」となる瞬間があります。
それが、低気圧の接近など天気が下り坂の際に現れる「悪天候型雲海」です。降り注ぐ雨は大気に豊かな水蒸気をもたらすとともに、冷やされた空気によって強力な「ダウンドラフト(下降気流)」を引き起こします。上空から雨が雲層を押し下げ、山肌に沿って湿った空気が「滑昇霧(かっしょうきり)」となって駆け昇る——この立体的な大気の循環こそが、山にまとわりつくような躍動感ある雲海を生み出していきます。
あいにく今朝は雲の層が厚く、テラス周辺が終日「雲中」となったため目視で雲海を確認することはできませんでした。しかし、まさにこの雨と風が次の雲海を仕込み、大気が力強く呼吸している気配が肌から直に伝わってまいりました。
一口に「雲中」と言っても、実はその先には様々なストーリーがあります。これから雲海へと変化していく雲中、そのまま雲中で終わる雲中、そして山頂だけに雲がかかっていて、やがて消散して山々の美景が広がる雲中——。こうした雲のドラマや大気の仕組みを深く知っていただくため、雲中の朝こそおすすめしたいのが「雲海ガイド」へのご参加です。雲の動きや背景を理解することで、一見ただ真っ白に見える世界の中でも、雲海テラスの魅力をより一層深く感じていただけるはずです。
明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆いたします。
雲海テラススタッフ 藤田


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1 2026
9月に入り、トマムにも本格的な秋の足音が近づいてきました。秋の訪れを告げる初日の本日は、大気のエネルギーを全身で感じる、…
1 2026
9月に入り、トマムにも本格的な秋の足音が近づいてきました。秋の訪れを告げる初日の本日は、大気のエネルギーを全身で感じる、非常にダイナミックな空模様での幕開けとなりました。
今朝の景色の主役は風でした。上空には鰯雲(巻積雲)が広がり、太陽熱による雲の消散が穏やかな中、上空の西風と下層の東風が標高1,000m付近で激しくぶつかり合いました。この風の境界が大きく波打ち、まるで巨大な白波が山肌を乗り越えてテラスへ押し寄せる「雲の津波」のような圧巻の光景が広がりました。山麓から見上げると、ゴンドラが中腹で分厚い雲の層へ吸い込まれていく様子がはっきりと確認でき、山頂で待ち受ける非日常への期待感を高めてくれました。
終日を通して視界100mほどの雲中の時間が長く続いたものの、波がサッと引く一瞬のタイミングで上空が抜け、眼下には美しい太平洋産雲海が姿を現しました。雲の隙間から一瞬の光が差し込む光景は、まさに自然が魅せる奇跡の瞬間です。特に標高の高いクラウドナイン上部エリアから山頂にかけての登山道では、雲海が比較的安定して見えており、今朝の特等席となっていました。
そして本日から、秋の澄んだ空気と絶景を心ゆくまで味わう新イベント「秋の雲海テラス探索」がスタートしました。空気が澄み渡るこの季節は、夜明け前のグラデーションが最も美しく見えるタイミングです。ゴンドラへの優先乗車を利用することで、瑠璃色から茜色へと染まる空を誰よりも早くお楽しみいただけます。
また、山頂での特別な朝を彩るのが「96.4℃の雲海ブレンドコーヒー」です。標高1,088mにあるトマム山頂は気圧の影響で沸点が約96.4℃に下がりますが、実はこの温度こそがコーヒーの苦味を抑え、豆の甘みを最大限に引き出す理想的な条件となります。「宮の森アルケミストコーヒー」と共同開発した特製豆をご自身で挽き、焼き菓子とともに味わう時間はまさに至福のひとときです。専用の探索MAPを片手に秋風を感じながらテラスを巡れば、今朝のような最高のビュースポットを自分だけの特等席として見つけ出す楽しみも広がります。
気温12℃、緩やかな東風が吹く中で最終的にはすっぽりと雲に包まれる1日となりましたが、風の力学が創り出す大自然のダイナミックなショーと、温かいコーヒーの香りに包まれた素晴らしい秋の幕開けとなりました。
明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆いたします。
雲海テラススタッフ 藤田



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31 2026
今朝の雲海テラスは、営業開始直後はトマムエリアに雲はなく、遠くに雲海を楽しむ日という空気感が漂っていました。しかし、時間…
31 2026
今朝の雲海テラスは、営業開始直後はトマムエリアに雲はなく、遠くに雲海を楽しむ日という空気感が漂っていました。
しかし、時間が経つにつれてドラマは遠くの空から始まりました。
太平洋側から発生した雲がゆっくりと、そして確実に山を超えて流れ込んできたのです。視界の先、遠くの山並みや谷間を白い雲がみるみる埋めていく様子はまさに「太平洋産雲海」ならではのダイナミックな光景。
雲の動きに、テラスのお客様も足を止めてじっと見入っていらっしゃいました。
「目の前にはなかった雲が、遠くから流れ込んできて世界を変えていく」——そんな自然の力強さと変化のドラマを体感できるのは、太平洋産雲海が広がる日だからこその醍醐味です。
訪れる時間や気象条件によって、毎日違った表情を見せてくれるトマムの雲海。明日はどんな景色と出会えるでしょうか。皆様のお越しを、スタッフ一同心よりお待ちしております。
雲海テラススタッフ 川内野

日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
30 2026
上層雲の「天井」と下層雲海の「床」に上下から挟まれ、まるで巨大な“雲の部屋”の中に迷い込んだかのような、幻想的で重厚な朝…
30 2026
上層雲の「天井」と下層雲海の「床」に上下から挟まれ、まるで巨大な“雲の部屋”の中に迷い込んだかのような、幻想的で重厚な朝を迎えました。今朝のトマムは、高い標高を越えて東風で流れ込む太平洋産の雲と、標高2,000m付近の冷たい北西風が正面衝突する非常に複雑な気象条件。山体周辺で絶えず雲が巻き上げられ、テラス周辺は濃い「雲中」に包まれるヤキモキする時間が長く続きました。
今朝の何より面白いポイントは、向きも強さも異なる「二つの風の押し合いっこ」によって景色が開けたことです。気象用語で「風のシアー」と呼ばれるこの現象は、ぶつかり合う風と風の境界線で気流がゆらゆらと波打つ動きを指します。「雲を運ぶ東風」と「冷たい北西風」の力比べが一瞬だけゆるみ、エアポケットのような風の隙間ができたのが5:50頃。わずか15分間でしたが、雲がすっと押し除けられ、力強い山肌と美しい雲海の層が鮮やかに姿を現しました。
その後は山頂の気温が8℃まで急降下し、北西風の巻き上げが再び強まったことで、静かな「雲中」へと戻っていきました。しかし、自然のドラマはこれだけでは終わりませんでした。営業終了の直前、再び風のバランスが変化し、二度目の劇的な「雲抜け」が訪れたのです。上層の雲はそのままに、足元を覆っていた雲がすーっと引き、緑の山肌から遠くのタワー群までくっきりと見渡せる壮大な景色が広がりました。
目に見えない風の境目が動くことでダイナミックに景色が変わる自然の神秘を、最後の最後まで肌で深く実感する一朝となりました。山頂はすっかり秋の冷え込みとなっておりますので、お越しの際は防寒対策を万全になさってください。
明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆いたします。
雲海テラススタッフ 藤田




日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
29 2026
今朝のトマムは外気温8℃と、厚手のジャンパーが手放せない身の引き締まるような冷え込みとなりました。昨日の雷雲接近による営…
29 2026
今朝のトマムは外気温8℃と、厚手のジャンパーが手放せない身の引き締まるような冷え込みとなりました。昨日の雷雲接近による営業休止もあり、今朝は「今日こそは」と期待を寄せた多くのお客様で早朝から賑わいを見せていました。
4:48頃の日の出時刻を迎えたテラス周辺は、視界150〜200mほどの白い霧に包まれた「雲中」からのスタートとなりました。
今朝の雲の正体は、北海道の屋根である大雪山系を越え、トマム山の裏手(北西)から流れ込んできた雲。高い標高を越えて移動してきた雲だったため高い位置を保っており、実は今朝、雲海テラス(標高1,100m)はちょうど「雲海を形作る雲の底」の中に位置していました。上空まで風向きが一貫していたため雲が絶え間なく供給され、雲海を見下ろすのではなく「雲の内部」を体感する、なんとも幻想的なコンディションとなりました。
残念ながら一面に広がる雲海とはなりはしませんでしたが、風向きが変わるたびに目まぐるしく表情を変える空模様となりました。
地表の風や西風が強まるとすーっと雲が抜け、南側の山並みや緑豊かな山麓の風景が視界に広がりました。東と西が雲に閉ざされる中、風の動きによって雲に包まれたり視界が開けたりと、リアルタイムで変化する山の気象を体感できる朝となりました。
山麓からゴンドラに乗ると、途中から雲の中に吸い込まれていくような高揚感も今朝ならではの体験となりました。
明日以降の雲海の発生に期待して、ここで擱筆いたします。
雲海テラススタッフ 藤田



日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
