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7月29日の雲海テラス

今朝の雲海テラスでは非常に珍しい悪天候型雲海を見ることができました。

夜半から営業開始時まで強めの降雨があり、雲海テラスは視界100mほどの雲の中でした。4:00を過ぎた頃はまだ暗く、上空も雨雲がかかっており、トマムエリアの雲の発生も確認出来ませんでしたが、4:30頃から明るくなり悪天候型の雲海を見ることができました。5:00を過ぎた頃から雲が激しく動いており、雲中になったり雲海が見えたりを繰り返し、時には上空から晴れ間が覗くこともありました。6:00頃からまた降雨があり、雲に包まれることも多くなり、そこから30分ほどで雨も止み、安定して悪天候型の雲海を見ることができました。天候の変化が目まぐるしい朝となりました。

悪天候型雲海はなかなか見ることができません。ほぼ雲の中にいることも多く、一瞬だけ雲の切れ間から見ることができる日も少なくなく、私たちスタッフでもまだみた事がない人もいるほどです。

特に今朝見る事ができた雲海は特殊で、悪天候型雲海を構成する霧「滑昇霧」と、降雨の影響でできた霧「蒸気霧」が混じり合ってできた雲海で、本来であれば霧の量が多くなり、テラスごと霧に包まれることも多くなります。夜半から降っていた雨が良い影響を与えたのかもしれません。雨の水分が発生している霧の水分と共に地表面に落ちたと推察しています。雨はネガティブなイメージもありますが、こういったポジティブな一面も持ち合わせているんですね。

悪天候型雲海の年間での発生確率は7%と、非常に希少価値の高い雲海となりますので、今朝観れた方は非常に幸運でしたね。

また明日以降の雲海の発生に期待したいです。

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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

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