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8月16日の雲海テラス

今朝の雲海テラスでは、トマム産雲海を見ることができました。

夜半から朝にかけてできた放射霧が、4:00過ぎまで少しづつ増えているようでした。営業開始前の3:00頃は川のような形になっていた雲海が、4:00頃までに増えていき、タワーの裾野付近まで雲が迫っていきました。ピーク時はタワーが半分埋まるほどまで雲量が増えていました。5:00過ぎから気温の上昇とともに雲量が減っていき、6:00頃には川のような形の雲海となっていきました。その後は6:45頃にトマムエリアの雲は消散し、鵡川沿いに残っている雲を、クラウドナインエリアから見ることができていましたが、7:00頃に完全に消散しました。

トマム産雲海は霧の種類でいうと「放射霧」という霧で、朝の早い時間しか発生しない霧です。夜半から朝にかけて発生する霧で、「放射冷却」という現象が大きく関わっています。トマムは盆地のような地形になっており、「放射冷却」の影響を受けやすく、「放射霧」の発生頻度も高いです。共に一級河川である「鵡川」の源流部であり、源流部が盆地になっているので、多くの沢がトマムの最下部に水分を集めています。よって湿度も高く、雲もできやすい地形となっています。

日の出の時間を過ぎると気温が上がります。気温が上がると雲も消散するので、朝の気温の低い時間帯しか見ることができない貴重な雲海なのです。今朝は比較的長い時間雲海を楽しむことができましたが、本来であればこの時期ですと6:00前には消えてしまうことが多いです。天気の良い風もないような天候の時は、トマム産雲海を見に、ぜひ早起きして、雲海テラスまで遊びにおいでください。

今朝は雲ひとつない青空で、日の出の頃には真赤な太陽が昇り、眼下には雲海があり、緑の山々の色と混じり合って、良い景観を作り上げていました。トマム産雲海が出る予報の時は、やはり朝の早い時間に来ることをお勧めいたします。

また明日以降の雲海の発生に期待したいです。

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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

 

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