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8月22日の雲海テラス

今朝の雲海テラスでは、非常に珍しいタイプの雲海を見ることができました。

営業開始前の4:00頃は、満天の星空で上空は快晴でした。トマムエリアの夜景が見え隠れしており、どうやら放射霧が発生しているようでした。徐々に明るくなってくる4:20頃、東の山並みの上部に、雲がかかっているのも確認できました。隣町の新得町は今朝は緩い東風になっており、帯広のライブカメラを確認すると靄がかかっていました。これは移流霧であり、太平洋産雲海が東側から迫ってきているようでした。

4:40頃から薄い雲中となっていきました。これは流れ込んでくる太平洋産雲海の雲量が多いので、雲海テラスが雲の津波に揉まれたような形になりました。5:00を過ぎると太陽も上がり、移流霧の量も減ってきたのか、突然空が見え始めました。上空は快晴で、筋雲が何本か東西に走っているのみで、5:05には雲海が見えはじめました。西側の三角沢では、西風によって沢筋を登る風が滑昇霧を作り出していました。5:45頃から、再び流れ込んでくる雲の量が多くなり、雲中となっていきました。雲中といってもトマムエリアは常に見えており、わずかに残る放射霧を見ることができていました。トマム山の東側の上部のみが流れ込む雲によって隠されていたようです。その後は雲中と雲海を繰り返していました。今朝は雲の動きに翻弄された朝となりました。

今朝は短い時間ではありますが、鵡川沿いにできた放射霧と、東側から流れ込んできた移流霧、西側の三角沢でできた滑昇霧、以上3つの霧が見えたことになります。トマムで分類される雲海は3種で、トマム産雲海・太平洋産雲海・悪天候型雲海ですが、この3つを同時に見ることができた貴重な1日となりました。

また明日以降の雲海の発生に期待したいです。

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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

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