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9月29日の雲海テラス

今朝の雲海テラスでは雲海の発生はありませんでしたが、トマムの秋らしい清々しい朝を迎えられました。

山々がだいぶ色づいてきました。カバやハンノキなどは黄色に染まってきました。朝日もだいぶ南側から昇ってきています。気温も10度前後で冬の気配さえ感じられます。個人的にはこの時期の雲海テラスが好きです。そんなに寒くもなく、日差しも柔らかく感じられて、朝時間を楽しむには良い時期です。

この時期の雲海テラスは晴れることが多く、遠くの山々まで見渡すことができます。今日は周辺の山々をご紹介させてください。

雲海テラスから東側を見ると、東大雪の山並みを見ることができます。東西のヌプカウシヌプリやウペペサンケ山、ニペソツ山などが有名な山です。特にニペソツ山などは、日本百名山を描いた深田久弥が、この本を出版してから存在を知ったらしく、「自分はなぜ百名山にこのニペソツ山を選ばなっかたのか?」と、悔やんだ山と言われており、「幻の百名山」などと言われているようです。

その南側にはフップシ岳や雌阿寒・雄阿寒岳、阿寒富士なども見ることができます。特に雄阿寒岳が見える日などは、空気が綺麗で空気中に不純物があまりない時にしか見ることができません。トマムから直線距離で130km以上離れているので、山並みが確認できる事はそう多くありません。

雲海テラスから南側には日高山脈の山並みも見ることができます。ペンケヌーシ岳や幌尻岳、ペケレベツ岳やチロロ岳などのピークも見えます。特に幌尻岳は日高山脈の最高峰であり、北側の氷河地形である北カールも見ることができます。

南の日高山脈、東の東大雪、この2つの山並みがつながる場所にトマム山はあります。トマム山の山頂まで登ると、富良野岳や十勝岳、夕張山地の芦別岳や夕張岳なども見ることができます。

多くの山々に囲まれたトマムで、雄大な山並みを眺めながら雲海コーヒーを楽しみ、優雅な朝時間を楽しむ、これも雲海テラスの楽しみ方の一つですね。

また明日以降の雲海の発生に期待して、ここに筆を置きます。

雲海テラススタッフ 藤田

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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

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