10月4日の雲海テラス
今朝の雲海テラスでは、太平洋産雲海と雲河の2種類の雲海を見ることができました。
3:30頃、雲海テラスからはトマムエリアの明かりがぼんやり見えており、上空を見上げると満天の星空となっていました。山頂の外気温は13℃、山麓の外気温は8℃で、放射冷却による気温の逆転現象が発生しており、トマム産の雲海が発生していることを予感しました。
4:00を過ぎると東の空が赤く染まり始め、ブルーアワーが始まってきました。東の空と上空の暗闇が紺色に変わる時間をブルーアワーと言い、ここからマジックアワーが始まります。
4:15頃からトマムエリアが見え始め、鵡川沿いに雲が発生しているのが確認できました。4:30にはだいぶ明るくなり、東の山肌に雲が発生しているのも確認できました。どうやら十勝平野も雲の下に入っているようで、太平洋産雲海の発生も確認できました。
日の出前の5:00頃には、トマムエリアには西から雲河が流れ込み、東側からは太平洋産雲海が日高山脈を越えてやってきて、雲がトマムエリアを目指して集まってきているように見えました。
日の出の時間を迎えた5:30頃にはマジックアワーも終わり、陽の光が秋色に染まり始めた山並みを照らし出し、雲海の白色と黄葉に染まり始めた黄色、まだ色残る山々の緑葉の緑色、晴天の青色の4色がトマムエリアを彩っていきました。
7:00を過ぎると、トマムエリアにあった雲河は陽の光があたり消散していきました。その反面、太平洋産雲海は十勝平野の東風に乗って、タワーの裏山まで迫ってきました。タワーマウンテンとトマム山を繋ぐ稜線沿いのコルから雲が流れ込み、滝雲となってトマムエリアに流れ込もうとしていました。その後は営業終了後まで太平洋産雲海を見ることができました。
今朝は秋色に染まる雲海テラスを存分に楽しめたかと思います。素晴らしい朝となったことをトマムの大自然に感謝し、ここで一旦擱筆いたします。
雲海テラススタッフ 藤田
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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。
毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。