7月28日の雲海テラス 鵡川を渡る雲河と、優しく降り注ぐ天使の梯子
午前3時半、営業開始前の雲海テラスは満天の星空が広がり、とても静かな朝を迎えていました。
足元にはタワーとリゾナーレの灯りが綺麗に見えており、「今朝は雲海はお休みで、爽やかな快晴かな」と思わせるような穏やかさでした。しかし、東の空が徐々に明るくなり始める頃、状況が変化します。日高山脈のほうから発生した放射霧が、鵡川(むかわ)の下流部をつたって、まるで川のようにトマムエリアへと流れ込んできたのです。
このトマムの地で生まれ、朝の限られた短い時間帯にしか姿を現さない、儚くも美しい「トマム産雲海」の発生です。
最初のお客様がテラスに到着された午前4時10分頃には、朝焼けの「赤」、澄み渡る空の「青」、山々の「緑」、そして谷を埋める雲の「白」が見事に調和し、素晴らしい朝の景観を作り出していました。
5時15分頃になると太陽の光がテラスにも届き始め、雲も少しずつその量を減らしていきます。今朝は東の空にあった雲の影響で日差しが柔らかく、外気温も12度前後でほぼ一定でした。本州の暑さを忘れさせるような涼しい冷気のなかで、多くのお客様がテラスでゆったりと心地よい朝時間を過ごされている姿が印象的でした。
また5時半頃には、雲の隙間から赤みがかった光芒が差し込む「天使の梯子(はしご)」が現れ、幻想的な景色を添えてくれました。
足元のトマム産雲海は、太陽が高昇する6時頃には静かにその姿を消していきました。しかし、視線を遠くに転じれば、十勝平野を覆う雲海が営業終了まで遥か彼方に残っており、儚い地元の雲と、雄大に残る遠方の雲という対比も印象的な朝でした。
晴れやかな朝の空気と、刻一刻と変わる雲の表情を楽しめた最高のひとときでした。また明日以降も素晴らしい雲海に出会えることを期待して、ここで筆を置かせていただきます。
雲海テラススタッフ 藤田



日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。



