7月31日の雲海テラス 12度の贅沢と気まぐれな雲
連日猛暑のニュースが続く都会を離れ、今朝の雲海テラス(標高1,088m)に降り立ったのは、まさに「12度の贅沢」と呼ぶにふさわしい、ひんやりとした清涼感の中でした。
真夏であることをすっかり忘れてしまうような静けさと、心地よい冷気。羽織るものを一枚重ね、温かい飲み物の湯気を感じながら過ごす時間は、この土地だからこそ味わえる特別な避暑体験です。
今朝は営業開始時から2ミリほどの雨が断続的に降り続き、視界は200メートルほど。6時半頃になると雨脚も弱まりましたが、代わりに濃い雲がテラスを包み込み、視界が100メートルを切る時間も多くなっていきました。
けれど、こうして白い世界に視界が遮られると、人の五感は不思議と聴覚へと研ぎ澄まされていきます。 しっとりとした雨の静寂のなか、深い森から響いてきたのは鳥たちの声でした。特にエゾセンニュウの甲高い囀り(さえずり)がテラスのあちこちに響き渡り、繁殖期を控えた生命の力強さを静かに伝えてくれていました。
しかし、ドラマは最後に待っていました。
午前7時30分頃、クラウドウォークより西側のエリアで、雲の合間から「悪天候型雲海」がその姿を現したのです。
年間発生率わずか7%という、私たちスタッフでも滅多にお目にかかれない非常に貴重な雲海。わずか15分ほどという短い時間でしたが、ちょうどその時にそのエリアにいらっしゃったお客様だけが目撃することができた、まさに特別な贈り物のような光景でした。
12度の清涼な空気と静かな森の息吹、そして突然訪れた一瞬の奇跡。自然の気まぐれと奥深さを、五感すべてで実感できた素晴らしい朝でした。
また明日以降もどんな景色に出会えるのかを楽しみに、本日はここで筆を置かせていただきます。
雲海テラススタッフ 藤田



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毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。



