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8月3日の雲海テラス 澄み渡る快晴の空と、トマムエリアを包み込む幽玄な雲海

今朝の雲海テラスは外気温15度前後。心地よい冷気に身が引き締まるような、静かで清らかな朝を迎えました。

営業開始前は、鵡川に沿って東西へ静かに流れる川のような細長い雲海でしたが、午前4時頃を境に一気にトマムエリア全域へと広がり、見事な「トマム産雲海」へと姿を変えていきました。きっと「ザ・タワー」や「リゾナーレトマム」の上層階にご宿泊されていたお客様は、目覚めた瞬間に眼前に広がる圧倒的な雲海を楽しまれたのではないでしょうか。

そして今朝の日の出は4時20分。

営業が始まった5月頃は日の出の時間がとても早く、お客様をお迎えする頃にはすっかり陽が昇っていましたが、8月に入り、季節の移ろいとともに日の出の時刻も少しずつ遅くなってきました。今朝はちょうどお客様が雲海テラスへと到着されるタイミングに合わせて、太陽が静かに顔を出してくれました。

東の空で朝焼けの鮮やかな「赤」と澄み渡る空の「青」が溶け合い、息をのむほど美しいグラデーションが広がっていく——。雲海を照らし出すその神々しい光の美しさに、静かに手を合わせて拝まれているお客様のお姿も見受けられました。

また、今朝は驚くほどの「視界の良さ」にも恵まれました。

夜間の強い放射冷却によって冷やされた空気が、水分や微細な塵を抱え込みながら盆地へと落ちて沈降。それらが足元で一箇所に凝縮されたからこそ、今朝の見事な「トマム産雲海」が発生したのです。そして同時に、上空には余分な水蒸気やゴミの含まれない、驚くほどピュアで澄み切った空気が残されました。まさに大自然のフィルターを通したかのような透明度です。

頭上には雲ひとつない快晴が広がり、直線距離にして約110km以上も離れた道東の名峰「雌阿寒岳」の雄姿はもちろん、普段は雲に覆われていることの多い日高山脈の主峰・幌尻岳の「北側カール」まで、その荒々しくも美しい山肌をくっきりと確認することができました。

こうした澄み渡る快晴の日には、ぜひ双眼鏡や単眼鏡をお持ちいただくことをおすすめします。肉眼では捉えきれない遠くの山肌の表情や、刻一刻と表情を変える雲海のリアルな動きを眼前まで引き寄せて楽しむことができ、感動がより一層深まります。

陽がさらに高く昇ると、光を浴びた盛夏の山々が眩しいほどの緑に輝き始め、真っ白な雲海との見事な色のコントラストを描き出していました。

しかし、5時30分を過ぎる頃になると太陽光の照射と気温上昇に伴い雲量が徐々に減少し始め、6時30分を迎える頃にはトマムエリアの雲海は完全に消散いたしました。

自らの冷却によって生まれ、朝の光と熱によって静かに消えていく「トマム産雲海」。朝の限られたごくわずかな時間しか姿を現さないからこそ、その景色はどこまでも繊細で、儚く、そして息をのむほど美しいのです。

トマムの雲海がすっかり消滅したあとも、はるか遠くの十勝平野には雄大な太平洋産雲海が消えずに留まり続け、朝日を受けた山々の間にはうっすらと靄が立ち込め、稜線がやわらかく滲んで見えました。激しい雲海劇のあとに訪れたそのしっとりとした静寂もまた、なんとも幻想的で味わい深い光景でした。

静かな朝の幽玄な世界から、鮮やかな夏の表情、自由な雲の消滅、そして光に満ちた穏やかな余韻へ。気象が織りなす大自然の仕組みと儚い美しさを、五感すべてで実感できた素晴らしい朝でした。

明日以降もまたどんな雲のドラマに出会えるかを楽しみに、本日はここで筆を置かせていただきます。

雲海テラススタッフ 藤田

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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

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