8月24日の雲海テラス 雲と風と雲海ゴンドラ
今朝のトマムは、気象のダイナミズムを全身で体感する目まぐるしい幕開けとなりました。
「高所や乗り物が少し苦手で……」というお客様もいらっしゃいましたが、皆様を雲上の世界へお運びする雲海ゴンドラには、長年培ってきた揺るぎない信頼と実績があります。1983年の運行開始以来、長年にわたり安全を繋いできたこのゴンドラは、毎日の入念な始業点検に加え、1月や12月などの定期点検を徹底実施。さらに毎年、搬器(キャビン)や押送装置、支柱、ワイヤーに至るまで細部まで行き届いたメンテナンスを重ねています。積み重ねてきた確かな運行年数こそが、高度な維持管理スキルを保持・継承し続けている何よりの証明です。全長約2.6km・標高差585mの道のりを、足元までしっかり守られた密閉型のキャビンで、安心して空中散歩をお楽しみいただけます。なお、ご乗車やご降車の際に不安がある方は動きを止めることも可能ですので、どうぞ遠慮なくスタッフにお声がけください。
そうして辿り着いた山頂では、サッと降り注いだ一瞬の雨が大気中のチリを洗い流し、東の空から真っ赤な太陽が昇ると、直線距離で100キロ以上離れた阿寒岳のシルエットまで見渡せる圧倒的な超・遠視界が広がりました。
足元では3〜5メートルの南西風が冷気を優しく散らしたため雲海はお預けとなりましたが、肉眼では捉えきれない遠くの景観まで手元に引き寄せてくれる双眼鏡は、テラスでの時間をより豊かなものにしてくれるおすすめの持ち物のひとつです。今朝も双眼鏡を覗けば、遥か十勝川沿いに美しい川霧が漂う様子を捉えることができました。見上げれば水分をたっぷり含んだ雲が空一面を覆い、まるで頭上に雲海が広がっているかのようなダイナミックな光景に。標高1,100メートル付近のクラウドプール周辺では時折真っ白な雲に包まれる幻想的な世界が広がっていました。
長年の技術と徹底した管理が支える安心の空間と、刻一刻と表情を変えるダイナミックな大自然。安全に守られながら出会う一期一会の風景に今朝も深く感謝を込め、明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆させていただきます。
雲海テラススタッフ 藤田



日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。



