8月26日の雲海テラス 雲と風の交差点
今朝のトマムは、複数の気象要素が見事に噛み合い、滅多に出会えないドラマチックな絶景が広がる特別で贅沢な一朝となりました。
最大のハイライトは、高度ごとの風と雲が立体的に交錯した「太平洋産雲海」と「トマム産雲海」の同時発生です。眼下の盆地には狩振岳の前を東から西へ流れる太平洋産の雲が広がり、西からの豊かな湿気と絶妙な風速によって生まれたトマム産の雲が流入。高度によって向きの異なる風が吹き、雲までもが逆方向に交差するまさに「雲と風の交差点」という奇跡的なロケーションが現れました。
さらに、雲海テラスが位置する標高1,100m付近では、上空と山肌の風がぶつかり合う「風のシアー」が発生。雲の上面が生き物のように大きく波打ち、まるで劇場の幕が開閉するかのようにテラス周辺が真っ白な「雲中」に呑み込まれたかと思えば、一転して朝陽に輝くツインタワーが現れるなど、タイムラプス映像を見ているかのような劇的な変化が展開しました。
陽が昇るにつれて徐々に「ドライアウト」が進み、視界を遮っていた余分な霧やすき間はすっきりと消散。一方で上空に広がる雲が「天然の日傘」となって強烈な日差しを和らげ、雲海の蒸発を防ぐ絶妙な役割を果たしてくれました。その結果、営業後半にかけてはトマム盆地全体を濃密な雲の絨毯が埋め尽くし、非常に安定した美しい大雲海を長い時間じっくりとお楽しみいただく一日となりました。
本日の気象条件は外気温14℃、西風約3m/s。風を受け肌寒さを感じるコンディションではございましたが、幾重もの奇跡が重なったダイナミックな空のドラマは、お越しいただいた多くの皆様の心に深く刻まれたことと思います。
また明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆いたします。
雲海テラススタッフ 藤田




日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。



