8月8日の雲海テラス 西風が織りなす「奇跡の雲海」
今朝のトマムは、自然が織りなす奇跡が重なり合った、忘れられない特別な朝となりました。
早朝の山頂は外気温18℃。西からの強い風に乗って、もこもこと湧き立つ雲が山肌に寄り添うように越えていく、躍動感あふれる「悪天候型雲海」が姿を現しました。
悪天候型雲海そのものが珍しい景色ですが、今朝の雲海はさらに特別なものでした。過去10数年の記録を振り返ってみても、西風が吹く日の悪天候型雲海は「山全体が深い霧に包まれて真っ白になってしまう」ことがほとんどです。今朝のように「西風に乗りながらも霧に包まれず、山々を立体的に駆け上がる迫力ある姿」として出会える機会は、データ上も滅多に起こり得ない、まさに奇跡のような現象です。
石狩湾の方向から流れてきた湿った重い空気と、山頂上空の風や山々の形が奇跡的に重なり合い、まるで雲が生き物のように山を越えていく圧倒的な風景を作り出してくれました。
「クラウドナイン」を散策されたお客様からは、刻一刻と表情を変える雲の動きに大きな歓声が上がり、雲海ガイドの解説にも皆様熱心に耳を傾けていらっしゃいました。ちなみにこの「クラウドナイン」には、英語で“この上ない喜び”という意味も込められています。まさに今朝の奇跡的な絶景に出会えた感動そのもののような、素敵な時間に包まれていました。
時間の経過とともに風はふんわりと穏やかになり、トマムの雲がすーっと引き払われると、空には爽やかな青空が広がりました。今朝まで雲に隠れていた日高山脈の雄大な姿が一気に露わになり、霞の向こうには東大雪の山々が幻想的に浮かび上がるなど、朝の激しい気象の戯れから一転して、包み込むような静かな絶景へと移り変わっていきました。
自然が見せる表情は、いつだって一期一会です。
ただ美しいというだけでなく、滅多に出会えない貴重な地球の息遣いと“この上ない喜び”を肌で感じていただけた最高の1日となりましたことをご報告し、ここで擱筆いたします。
雲海テラススタッフ 藤田




日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。
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