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10月4日の雲海テラス 季節の移ろい

今朝のトマム山頂は気温3℃。大雪山系の黒岳や十勝岳からは初冠雪の便りが届き、テラスにも「冬の訪れ」を告げるピンと張り詰めた冷たい風が吹き込みました。しかし、その身を切るような冷気と昨夜までの雨が空気を極限まで洗い流してくれたおかげで、今朝は息をのむような絶景に出会うことができました。

午前5時28分。東の稜線から太陽が姿を現すと、空一面の雲底が鮮やかな朱色とピンクのグラデーションに染め上げられました。斜め下へと力強く伸びる光芒は、言葉を失うほどの美しさです。そして今朝一番の驚きは、圧倒的な大気の透明度でした。東の地平線の彼方、燃えるような朝焼けの隙間にくっきりと浮かび上がった山々のシルエット。実はこれ、トマムから直線距離で約130kmも離れた「阿寒連峰(阿寒岳)」なのです。東京から長野県の浅間山が見えるのと同じくらいの距離感と言えば、その凄さがお分かりいただけるでしょうか。これほどの大遠望は、1シーズンを通しても数えるほどしかありません。

眼下のトマムエリアには、冷たい空気が谷沿いを川のように流れる「雲河(うんが)」が発生しました。ザ・タワーの足元を滑らかに流れ落ちる純白の川霧と、そこにふわりと浮かぶ熱気球のシルエット。まるで絵本の世界を上空から覗き込んでいるかのような、特別なシャッターチャンスとなりました。

陽が高くなるにつれて、谷を覆っていた雲河は太陽の光を受け、静かに大気へと溶け込んでいきました。形あるものとは違い、朝のわずかな時間しか姿をとどめない儚さこそが「トマム産雲海」の最大の魅力です。雲のベールが上がると、そこには色づき始めたトマムの森が広がり、秋の深まりを感じさせてくれました。

秋の終わりと、冬の始まりが交差する今の時期。雲海テラスは氷点下に近い体感温度になる日も増えてきました。ご来場の際は万全の防寒対策でお越しいただき、温かいドリンクを片手に「今朝だけの奇跡の景色」をぜひご堪能ください。

明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆させていただきます。

雲海テラススタッフ 藤田

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日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。

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