9月5日の雲海テラス 雲の出会う場所
昨日は雷雲の接近に伴うゴンドラ運休により、楽しみにされていたお客様には大変ご迷惑をおかけいたしました。しかし、その雷雲がもたらした雨が豊かな水分となり、今朝の雲海テラスに奇跡的な絶景を描き出してくれました。
今朝の雲海テラスは、ふたつの異なる雲海が出会う実にドラマチックな一朝となりました。外気温10℃という秋の訪れを感じる凛とした空気の中、夜半の東風に乗って運ばれた「太平洋産雲海」と、前日の雨と西風が育んだ豊かな「トマム産雲海」がこのトマムの谷で巡り合い、谷から溢れ出すほどの重厚な雲が生み出されました。
日の出を迎えた4:56頃には、薄靄越しに深く赤く輝く太陽が幻想的に姿を現しました。西から押し寄せる雲の雲頂は一時標高1000m付近にまで達し、メインデッキ周辺が白いヴェールに包まれる「雲中」と、視界が一気に開ける「雲海」が目まぐるしく入れ替わりました。肌に触れる冷気や湿り気とともに、生きている大気の力強い息遣いを五感で体感する特別な時間となりました。
その後、想定よりも早く太陽の熱によるドライアウトが進んだものの、西側からの絶え間ない雲の供給によって雲勢が衰えることはありませんでした。大気が安定するにつれて眼下全体を隙間なく埋め尽くす圧巻の「全面雲海」へと移ろい、長い時間その壮大な姿を見せてくれました。気温が低くなる秋だからこそ、この時間になってもこれほど重厚で密度の高い雲海を鑑賞できる——まさに秋の雲海テラスならではの贅沢な景観が広がりました。
ふたつの雲が紡いだ神秘的な出会いから、秋の光あふれる大雲海へ。風と光、そして季節の移ろいが魅せた今朝ならではのダイナミックな自然を、多くのお客様にお楽しみいただきました。
明日以降の雲海発生に期待して、ここで擱筆いたします。
雲海テラススタッフ 藤田




日々表情を変えるトマム山からの景色やCloud9の散策など、朝の特別な時間をぜひ雲海テラスでお過ごしください。

毎日15:00までに、翌朝の「雲海予報」を発表いたします。



